クレジットカードは何歳から持てる?【2025年版】|18歳未満・高校生・学生の申込条件とおすすめ対策

目次

  1. リード文
  2. 1. クレジットカードは何歳から申し込める?法律とルールの最新解説
  3. 2. 2025年改正後の年齢条件と「高校生不可」の理由
  4. 3. 学生(大学生・専門学生)は何歳から作れる?
  5. 4. 未成年者・18歳未満はクレジットカードを持てる?
  6. 5. 家族カード・デビットカードとの違いと注意点
  7. 6. 各カード会社の申込条件まとめ
  8. 7. 申込前に知っておきたい審査基準と信用情報
  9. 8. はじめてクレジットカードを作る時のポイント・失敗しない選び方
  10. 9. よくあるQ&A(親の同意/必要書類/限度額設定など)
  11. 10. 安全に使うための注意点・トラブル事例・対策
  12. 11. 年齢以外で審査落ちする主なケースと回避策
  13. 12. 2025年最新おすすめクレジットカードランキング【18歳〜20代向け】
  14. 13. まとめ:自分に最適なカード年齢・条件とは
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リード文

2025年現在、クレジットカードは日常生活の決済だけでなく、ネットショッピングやサブスク登録、そして学生の留学などにも不可欠な存在になりました。その一方で「何歳から申込できる?」「高校生や未成年でも可能?」「親の同意は?」など年齢制限に関する疑問は非常に多く寄せられています。

本記事では最新の法律改正やカード会社の基準を元に、18歳未満・高校生・大学生・社会人・高齢者別に条件を詳しく解説し、年齢で制限される場合の対策やおすすめカードまでを徹底網羅します。この記事を読めば、あなたの年齢や状況に最適なクレジットカードの選び方が明確になるはずです。


1. クレジットカードは何歳から申し込める?法律とルールの最新解説

クレジットカードの申込年齢は、法律とカード会社の基準によって明確に定められています。2025年現在、基本的なルールを理解することが、スムーズなカード取得への第一歩となります。

基本原則:高校生を除く満18歳以上

クレジットカードの申込は、原則として**「高校生を除く満18歳以上」**の方が対象となります。これは法律とカード業界の自主規制によって定められた基準です。

2022年4月の民法改正により、成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられました。この改正により、18歳以上の方は親の同意なしでクレジットカードを申し込むことが可能になりました。ただし、高校生については例外的に申込が制限されています。

年齢区分別の申込条件一覧

年齢や状況によって申込条件が異なります。以下の表で詳しく確認しましょう。

年齢区分申込可否必要条件備考
18歳未満×家族カードやデビットカードのみ
高校生(18歳)×一部例外留学目的などで家族カードなら可能性有
18歳以上高校卒業済み親の同意不要(民法改正後)
20歳以上追加条件特になしすべてのカード申込可
高齢者(65歳〜)一部上限あり専用シニアカードなども

カード会社ごとの細かな基準

民法の改正によって18歳以上が成人となりましたが、カード会社によっては独自の基準を設けている場合があります。申込前には必ず各カード会社の公式サイトで最新の条件を確認することをおすすめします。

一般的には、以下のような条件が設定されています。

  • 年齢要件:高校生を除く18歳以上
  • 収入要件:安定した収入がある、またはその見込みがある
  • 居住要件:日本国内に住所がある
  • 連絡手段:本人名義の電話番号やメールアドレスがある

民法改正による変化のポイント

2022年4月の民法改正は、クレジットカード市場に大きな影響を与えました。主な変化点は以下の通りです。

改正前(~2022年3月)

  • 20歳未満は親の同意が必要
  • 18歳・19歳でも未成年者として扱われる
  • 未成年者取消権により、契約を取り消すことが可能

改正後(2022年4月~)

  • 18歳以上は成人として扱われる
  • 親の同意なしで契約が可能
  • 契約責任は本人が全て負う

この変化により、18歳以上の方はより自由にクレジットカードを申し込めるようになりましたが、同時に契約責任も重くなったことを理解しておく必要があります。


2. 2025年改正後の年齢条件と「高校生不可」の理由

民法改正後も、高校生のクレジットカード申込は原則として認められていません。この制限には明確な理由があります。

高校生が申込できない主な理由

高校生がクレジットカードを作れない理由は、法律上の制限だけでなく、カード会社のリスク管理にも関係しています。

主な理由リスト

  1. 法律上の制限
    • 民法改正後も、高校生は特別な保護対象とされている
    • 未成年者契約取消権の考え方が一部残存
    • 教育的配慮から金融契約に制限が設けられている
  2. 安定収入の欠如
    • アルバイト収入が不安定
    • 継続的な返済能力に疑問
    • 学業優先のため就労時間が限定的
  3. 責任能力の発達段階
    • 金融リテラシーが十分でない可能性
    • 契約の重要性を理解する機会が少ない
    • 金銭管理能力の発達途上
  4. クレジットヒストリーの不在
    • 信用情報が存在しない
    • 返済実績がない
    • 信用スコアがゼロの状態

例外的なケース

ただし、以下のような特別な事情がある場合、例外的に家族カードの発行が認められることがあります。

  • 海外留学のための決済手段として必要
    • 親権者の同意と審査が必要
    • 家族カードとしての発行
    • 利用限度額は親カードに依存
  • 高校3年生で卒業見込みの場合
    • 一部のカード会社で卒業後の就職・進学が確定している場合に限り検討
    • 卒業予定日以降の有効期限設定
    • 厳格な審査基準

高校生向けの代替手段

クレジットカードが作れない高校生でも、以下の選択肢があります。

  • デビットカード:15歳以上から申込可能(銀行により異なる)
  • プリペイドカード:年齢制限なし、チャージ式で使い過ぎ防止
  • 家族カード:親のクレジットカードの追加カードとして発行

3. 学生(大学生・専門学生)は何歳から作れる?

大学生や専門学生は、高校を卒業していれば18歳からクレジットカードを申し込むことができます。学生向けのカードには、特別な優遇措置も用意されています。

学生の申込基本条件

多くのカード会社では、以下の条件を満たす学生であれば申込が可能です。

  • 年齢要件:18歳以上かつ高校卒業済み
  • 在学証明:学生証の提示が必要な場合がある
  • 収入要件:アルバイト収入や親の援助でも申込可能
  • 親の同意:民法改正後は不要だが、一部カード会社では任意で求められることも

学生申込のポイント

学生がクレジットカードを申し込む際に押さえておくべきポイントを紹介します。

収入に関して

  • アルバイト収入が少額でも申込可能
  • 親からの仕送りも収入として申告できる場合がある
  • 年収ゼロでも学生専用カードなら審査対象となることも

必要書類

  • 学生証(有効期限内のもの)
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 銀行口座情報(引き落とし口座として)
  • 収入証明書(求められる場合のみ)

利用限度額

学生の場合、初回の利用限度額は一般的に低めに設定されます。

  • 通常は10万円~30万円程度
  • 利用実績に応じて段階的に増額可能
  • 卒業後に社会人向けカードへの切り替えも

学生向けカードの特典

学生専用カードや学生優遇のあるカードには、以下のような特典が用意されています。

  • 年会費無料:在学中は年会費が無料
  • ポイント優遇:特定の店舗で還元率アップ
  • 海外旅行保険:自動付帯または利用付帯
  • 学割サービス:提携店舗での割引特典
  • 卒業後の優遇:社会人向けカードへのスムーズな移行

ゴールドカードなど上位カードの制限

学生でも申込可能なカードは多数ありますが、ゴールドカードやプラチナカードなどの上位カードには年齢制限が設けられていることがあります。

  • 多くのゴールドカードは20歳以上が条件
  • プラチナカード以上は25歳以上や30歳以上が一般的
  • 年収要件も厳しく設定されている

4. 未成年者・18歳未満はクレジットカードを持てる?

18歳未満の方は、原則としてクレジットカードを本人名義で作ることはできません。ただし、代替手段を活用することで、クレジットカードと同様の決済が可能になります。

18歳未満は本人名義カードの発行不可

クレジットカードは契約行為であり、法的責任を伴います。18歳未満の未成年者は、法律上の制限により本人名義のクレジットカードを持つことができません。

主な理由は以下の通りです。

  • 契約能力が法的に制限されている
  • 返済能力の判断が困難
  • 金融リテラシーの発達段階
  • カード会社のリスク管理基準

家族カードという選択肢

18歳未満の方でも、親が持つクレジットカードの家族カードであれば発行可能な場合があります。

家族カードの特徴

  • 名義:子供の名前が入るが、契約者は親
  • 審査:親の信用情報で審査される
  • 支払い:親のカードと合算して請求される
  • 利用限度額:親カードの限度額内で共有
  • 年齢制限:15歳以上または18歳以上(カード会社により異なる)

家族カードのメリット

  • 本人名義に近い形でカードを持てる
  • 海外留学や旅行時の決済手段として便利
  • 親が利用状況を管理できる
  • クレジットヒストリーは親に蓄積される

注意点

  • 高校生は不可とするカード会社もある
  • 利用には親の同意と監督が必要
  • 使いすぎると親に迷惑がかかる
  • トラブル時の責任は親が負う

デビットカードの活用

デビットカードは、15歳以上(中学生を除く)から作れる金融機関が多く、18歳未満の方にも広く利用されています。

デビットカードの特徴

  • 即時決済:銀行口座から即座に引き落とし
  • 審査不要:口座があれば基本的に発行可能
  • 使いすぎ防止:口座残高以上は使えない
  • 国際ブランド付き:VisaやMastercardなどが選べる

クレジットカードとの違い

項目クレジットカードデビットカード
支払い方法後払い(翌月請求)即時払い(即座に引き落とし)
審査必要不要(口座開設時のみ)
年齢制限18歳以上(高校生除く)15歳以上(中学生除く)
利用限度額カード会社が設定口座残高まで
ポイント還元あり(比較的高還元)あり(やや低め)

特別な事情がある場合の例外

15歳~18歳の高校生で、以下のような特別な事情がある場合、家族カードの発行が検討されることがあります。

  • 海外留学:長期留学での決済手段として必要
  • 海外修学旅行:学校行事での緊急時対応
  • 医療上の理由:海外治療など特殊なケース

ただし、これらの場合でも親の信用情報や収入が重視され、本人名義のカードではなく家族カードとしての発行となります。


5. 家族カード・デビットカードとの違いと注意点

クレジットカードを持てない、または持つのが難しい場合、家族カードやデビットカードが有効な代替手段となります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った選択をしましょう。

3種類のカードの比較表

種類申込年齢支払い範囲名義特徴
クレジットカード18歳以上(高校生除く)限度額内後払い本人名義独立した契約・審査必要
家族カード制限なし※親のカード限度額範囲親名義+家族名義中高生可/親同意・審査必須
デビットカード15歳以上※銀行口座残高まで即時払い本人名義未成年も可能/審査不要

※カード会社や金融機関によって異なります

クレジットカードの特徴

クレジットカードは、最も一般的なキャッシュレス決済手段です。

メリット

  • 後払いなので手元に現金がなくても買い物ができる
  • ポイント還元率が高い
  • 海外旅行保険などの付帯サービスが充実
  • 分割払いやリボ払いが選択できる
  • クレジットヒストリーを構築できる

デメリット

  • 使いすぎるリスクがある
  • 審査に通らないと発行されない
  • 18歳未満は申込不可
  • 年会費がかかるカードもある
  • 返済を怠ると信用情報に傷がつく

向いている人

  • 安定した収入がある
  • 計画的にお金を管理できる
  • ポイントや特典を活用したい
  • クレジットヒストリーを積み上げたい

家族カードの特徴

家族カードは、本会員(親など)のクレジットカードに紐づいた追加カードです。

メリット

  • 18歳未満でも発行可能(カード会社により条件あり)
  • 本人の審査が不要(親の信用で発行)
  • 年会費が無料または格安
  • 本会員と同等のサービスが受けられる
  • 海外留学などで便利

デメリット

  • 利用明細が親に見られる
  • 利用限度額は本会員と共有
  • クレジットヒストリーは本人に蓄積されない
  • 本会員の信用状況に依存する
  • 独立性が低い

注意点

  • カード会社によって高校生は発行不可の場合がある
  • 使いすぎると親に迷惑をかける
  • トラブルや返済遅延の責任は親が負う
  • 家族関係が悪化した場合に利用停止のリスク

向いている人

  • 18歳未満で決済手段が必要
  • 海外留学や旅行を予定している
  • 親の管理下で安全に利用したい
  • まだクレジットカードの審査に通る自信がない

デビットカードの特徴

デビットカードは、銀行口座と直結した即時決済カードです。

メリット

  • 15歳以上から作れる(中学生除く)
  • 審査不要で発行しやすい
  • 口座残高以上は使えないので使いすぎ防止
  • クレジットカードと同じように使える店が多い
  • 年会費無料のカードが多い

デメリット

  • 後払いができない
  • 口座に残高がないと使えない
  • ポイント還元率がクレジットカードより低い
  • 一部の支払い(ガソリンスタンド、高速道路など)に使えない場合がある
  • クレジットヒストリーが構築されない

向いている人

  • 18歳未満で本人名義のカードが欲しい
  • 使いすぎが心配
  • 審査に通らない、または審査を受けたくない
  • シンプルな決済手段が欲しい

どれを選ぶべきか

年齢や状況に応じた最適な選択肢は以下の通りです。

18歳未満の場合

  • 基本:デビットカード
  • 親の管理下で:家族カード
  • 海外留学・旅行:家族カード

18歳以上の学生

  • 基本:学生向けクレジットカード
  • 使いすぎが心配:デビットカード
  • 審査が不安:家族カード→実績を積んでクレジットカードへ

社会人

  • 基本:本人名義のクレジットカード
  • 複数枚を使い分けるのも効果的

6. 各カード会社の申込条件まとめ

カード会社によって申込条件は微妙に異なります。主要なカード会社の条件を確認しましょう。

主要カード会社の年齢条件

三井住友カード

  • 年齢条件:満18歳以上(高校生は除く)
  • 学生の扱い:学生専用カードあり
  • 親の同意:不要(民法改正後)
  • 特記事項:卒業予定年の1月以降なら高校生でも申込可能な場合あり

JCBカード

  • 年齢条件:18歳以上(高校生除く)
  • 学生の扱い:JCB CARD Wは18歳~39歳限定
  • 親の同意:不要
  • 特記事項:学生向けに優遇条件あり

楽天カード

  • 年齢条件:満18歳以上(高校生除く)
  • 学生の扱い:学生でも申込可能
  • 親の同意:不要
  • 特記事項:学生向けキャンペーン実施が多い

イオンカード

  • 年齢条件:18歳以上(高校生除く)
  • 学生の扱い:学生優遇あり
  • 親の同意:不要
  • 特記事項:卒業年度の1月1日以降なら高校生も可

MUFGカード

  • 年齢条件:原則18歳以上(高校生不可)
  • 学生の扱い:学生カードあり
  • 親の同意:不要
  • 特記事項:一部カードは20歳以上限定

カード種別による年齢制限

カードのグレードによって年齢制限が異なる場合があります。

カード種別一般的な年齢条件備考
一般カード18歳以上高校生除く
学生カード18歳以上大学・専門学生向け
ゴールドカード20歳以上カードによっては18歳以上も
プラチナカード25歳~30歳以上カード会社により異なる
ブラックカード招待制年齢より利用実績重視

留学・特別事情による例外

一部のカード会社では、以下のような特別な事情がある場合、通常とは異なる条件で発行を検討することがあります。

海外留学のケース

  • 家族カードとしての発行
  • 親の信用審査が必須
  • 利用目的と期間の明示が必要
  • 事前相談が推奨される

卒業予定者のケース

  • 高校3年生の1月以降に申込可能な場合あり
  • 卒業証明書や進学先の証明が必要
  • 有効期限を卒業後に設定
  • カード会社により対応が大きく異なる

申込前の確認ポイント

各カード会社の最新情報は公式サイトで必ず確認しましょう。以下のポイントをチェックしてください。

  • 年齢条件の詳細(高校生の扱いなど)
  • 必要書類の一覧
  • 審査基準の目安
  • 学生向けの特典や優遇措置
  • 家族カードの発行条件
  • 問い合わせ窓口の情報

7. 申込前に知っておきたい審査基準と信用情報

クレジットカードの審査では、年齢条件だけでなく様々な要素が総合的に判断されます。審査基準と信用情報について理解を深めましょう。

審査で重視される主な項目

クレジットカードの審査では、以下の項目が総合的に評価されます。

1. 本人属性情報

  • 年齢:18歳以上(高校生除く)が最低条件
  • 職業・雇用形態:正社員、派遣、アルバイト、学生、主婦など
  • 勤続年数:長いほど評価が高い
  • 年収:安定性と金額の両面で評価
  • 居住形態:持ち家か賃貸か
  • 居住年数:長いほど安定性が高いと判断

2. 信用情報

  • クレジットヒストリー:過去の利用実績
  • 返済履歴:延滞や滞納の有無
  • 他社借入状況:他のクレジットカードやローンの状況
  • 金融事故情報:自己破産、債務整理などの記録

3. 申込内容

  • 希望利用限度額:高額すぎると審査が厳しくなる
  • 申込書の記入内容:正確性と整合性
  • 同時申込数:短期間に複数申し込むと不利

信用情報機関とは

日本には3つの指定信用情報機関があり、個人のクレジット利用履歴が記録されています。

主な信用情報機関

  1. CIC(シー・アイ・シー)
    • クレジットカード会社が主に利用
    • 利用履歴が最大5年間保管
  2. JICC(日本信用情報機構)
    • 消費者金融が主に利用
    • クレジットカード会社も参照
  3. KSC(全国銀行個人信用情報センター)
    • 銀行系カードが主に利用
    • 銀行ローンの情報も含む

クレジットヒストリー(クレヒス)の重要性

クレジットヒストリーとは、過去のクレジットカードやローンの利用履歴のことです。

良好なクレヒスを構築するメリット

  • カードの審査に通りやすくなる
  • 利用限度額が増額しやすい
  • 上位カードへのアップグレードが可能に
  • 住宅ローンなど他の金融商品の審査でも有利

クレヒスがない場合(スーパーホワイト)

18歳で初めてカードを作る場合、クレジットヒストリーは存在しません。これを「スーパーホワイト」と呼びます。

  • 若年層のスーパーホワイトは一般的で問題なし
  • 30代以上のスーパーホワイトは審査で不利になる場合も
  • 最初は学生カードや比較的審査が緩いカードから始めるのが賢明

学生・主婦・年金受給者の審査

収入が限られている、または不安定な場合でも、以下のような配慮があります。

学生の場合

  • アルバイト収入が少額でも申込可能
  • 学生専用カードは審査基準が緩和されている
  • 親の仕送りも収入として考慮される場合がある
  • 将来の優良顧客として育成の観点から審査される

主婦の場合

  • 配偶者の収入を考慮した審査が可能
  • 主婦向けカードも存在する
  • 家計管理実績が評価されることも

年金受給者の場合

  • 年金も安定収入として評価される
  • シニア向けカードも充実
  • 年齢上限を設けているカードもあるので要確認

審査に必要な書類チェックリスト

スムーズに審査を進めるため、以下の書類を準備しましょう。

必須書類

  • 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど
  • 引き落とし口座情報:銀行口座の情報(通帳またはキャッシュカード)
  • 連絡先情報:電話番号、メールアドレス

場合により必要な書類

  • 収入証明書:源泉徴収票、給与明細、確定申告書など(高額限度額希望時)
  • 在学証明書・学生証:学生向けカード申込時
  • 住所確認書類:本人確認書類の住所と現住所が異なる場合

審査落ちを防ぐポイント

審査に通過する確率を高めるため、以下のポイントに注意しましょう。

  • 正確な情報を記入:虚偽申告は審査落ちの原因に
  • 希望限度額は控えめに:初回は10万~30万円程度が無難
  • 同時に複数申込しない:申込情報は信用情報機関に記録される
  • 過去の延滞を解消:携帯電話料金の滞納なども影響する
  • 申込時期を選ぶ:転職直後や入社直後は避ける

8. はじめてクレジットカードを作る時のポイント・失敗しない選び方

初めてクレジットカードを作る際は、慎重に選ぶことが大切です。自分のライフスタイルに合ったカードを見つけるためのポイントを解説します。

初心者におすすめのカードの特徴

初めてクレジットカードを作る方には、以下の特徴を持つカードがおすすめです。

年会費無料

  • 維持コストがかからない
  • 使わなくても損をしない
  • 初心者でも気軽に持てる
  • 複数枚持ちもしやすい

シンプルな仕組み

  • ポイントプログラムがわかりやすい
  • 特典内容が明確
  • 利用条件が複雑でない
  • 管理がしやすい

審査基準が比較的緩やか

  • 学生や新社会人でも通りやすい
  • 収入が少なくても申込可能
  • クレヒスがなくても発行されやすい

カード選びのステップ

効率的にカードを選ぶための手順を紹介します。

ステップ1:利用目的を明確にする

まず、何のためにクレジットカードが必要かを考えましょう。

日常の買い物がメイン

  • コンビニやスーパーでの還元率が高いカード
  • 電子マネー連携が便利なカード
  • 生活圏内の店舗で優待があるカード

ネットショッピング中心

  • Amazonや楽天での還元率が高いカード
  • 不正利用補償が充実しているカード
  • ネット決済に特化したカード

海外旅行・留学

  • 海外旅行保険が自動付帯
  • 海外での利用手数料が低い
  • 国際ブランドが広く使える(VisaやMastercard)

ポイント・マイルを貯めたい

  • 高還元率のカード
  • ポイント交換先が豊富
  • ボーナスポイントキャンペーンが多い

ステップ2:国際ブランドを選ぶ

国際ブランドによって使える場所や特典が異なります。

ブランド特徴おすすめの人
Visa世界シェアNo.1、どこでも使える迷ったらこれ、海外利用が多い人
MastercardVisaに次ぐシェア、ヨーロッパに強い海外利用、Costcoユーザー
JCB日本発、国内での優待が充実国内利用メイン、日本企業応援

初心者の方は、まずVisaまたはMastercardを1枚持つのがおすすめです。

ステップ3:比較検討する

複数のカードを比較して、自分に最適なものを見つけましょう。

比較すべきポイント

  • 年会費(永年無料か条件付きか)
  • ポイント還元率(基本還元率と特約店での還元率)
  • 付帯サービス(保険、優待、電子マネーなど)
  • 審査難易度(口コミや公式情報から判断)
  • デザイン(毎日使うものだからデザインも大切)

よくある失敗パターンと対策

初心者が陥りがちな失敗を事前に知っておきましょう。

失敗1:特典に惹かれて年会費が高いカードを選ぶ

対策

  • 初めは年会費無料カードから始める
  • 年会費の元が取れるか冷静に計算する
  • 利用実績ができてから上位カードを検討

失敗2:複数枚同時に申し込む

対策

  • 申込情報は信用情報機関に記録される
  • 短期間の複数申込は「申込ブラック」と見なされることも
  • まずは1枚に絞って申し込む

失敗3:リボ払いの仕組みを理解していない

対策

  • リボ払いは金利が高い(年率15%程度)
  • 基本は一括払いを選択
  • リボ払い自動設定には注意

失敗4:利用明細を確認しない

対策

  • 毎月必ず利用明細をチェック
  • アプリで通知設定をする
  • 不正利用は早期発見が重要

申込から発行までの流れ

クレジットカード申込の一般的な流れを把握しておきましょう。

  1. カード選び:自分に合ったカードを比較検討
  2. 申込:オンラインまたは店頭で申込
  3. 本人確認:書類提出または本人確認手続き
  4. 審査:カード会社による審査(数日~2週間程度)
  5. カード発行:審査通過後、カードが郵送される
  6. 受け取り:本人限定受取郵便などで受け取り
  7. 初期設定:暗証番号設定、アプリ登録など
  8. 利用開始:買い物で使い始める

安全に使い始めるための初期設定

カードが届いたら、以下の設定を行いましょう。

  • 暗証番号の設定:推測されにくい番号を選ぶ
  • 利用通知の設定:メールやアプリで利用ごとに通知
  • 利用限度額の確認・調整:必要に応じて下げることも可能
  • 本人認証サービスの登録:3Dセキュアなどのネット決済保護
  • カード会社アプリのインストール:利用状況の確認が簡単に

9. よくあるQ&A(親の同意/必要書類/限度額設定など)

クレジットカードの年齢や申込条件に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 18歳なら親の同意は不要ですか?

A. 民法改正後は原則不要ですが、高校生は申込できません

2022年4月の民法改正により、18歳以上は成人として扱われるため、親の同意なしでクレジットカードを申し込むことができます。ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 高校生は18歳でも申込不可
  • 高校卒業後(3月卒業、4月以降)なら申込可能
  • 一部のカード会社では卒業年度の1月以降から申込可能な場合も
  • カード会社によって独自の基準がある場合があるため、公式サイトで確認が必要

親の同意は不要ですが、契約責任は全て本人が負うことになります。初めてカードを作る場合は、家族と相談してから申し込むことをおすすめします。

Q2. 学生でも審査に通りますか?

A. 学生専用カードや学生向けカードなら通りやすいです

学生の方でも、以下の条件を満たせば審査に通る可能性は十分にあります。

  • 18歳以上で高校を卒業している
  • 大学・短大・専門学校などに在学中
  • 本人確認書類と学生証を提出できる
  • 申込情報を正確に記入する

学生の場合、以下の点が考慮されます。

  • アルバイト収入が少額でも問題なし
  • 親からの仕送りも収入として見なされる場合がある
  • 将来の優良顧客として育成する観点から審査される
  • 初回の利用限度額は10万~30万円程度と低めに設定される

学生専用カードや学生優遇のあるカードを選ぶと、審査に通りやすくなります。

Q3. 未成年や高齢者も限度額設定できますか?

A. カード会社ごとに年齢・収入・信用情報で限度額が決定されます

利用限度額は、以下の要素を総合的に判断して設定されます。

未成年(18歳・19歳)の場合

民法改正後は18歳以上が成人のため、「未成年」は18歳未満を指します。18歳未満は本人名義のクレジットカードを持てないため、限度額設定の問題は生じません。

18歳・19歳の場合は、以下のような特徴があります。

  • 初回限度額は10万~30万円程度と低めに設定されることが多い
  • 学生の場合は特に低めの設定
  • 利用実績に応じて徐々に増額可能
  • 一部のカードでは20歳未満の限度額上限を定めている場合も

高齢者の場合

高齢者の方も、以下の条件を満たせばクレジットカードを持つことができます。

  • 年金収入も安定収入として評価される
  • 過去のクレジットヒストリーが重視される
  • シニア向けカードも充実している

ただし、以下のような制限がある場合もあります。

  • 一部のカードでは申込年齢の上限を設定(70歳未満など)
  • 高齢になるほど更新審査が厳しくなる傾向
  • 新規申込より既存カードの継続利用が推奨される

限度額は個人の信用力によって決まるため、年齢だけでは判断できません。

Q4. 家族カードは何歳から作れますか?

A. カード会社により異なりますが、一般的に15歳以上または18歳以上です

家族カードの発行年齢は、カード会社によって異なります。

一般的な年齢条件

  • 15歳以上(中学生を除く):一部のカード会社
  • 18歳以上(高校生を除く):多くのカード会社
  • 18歳以上(高校生も可):一部のカード会社で留学などの特別な事情がある場合

審査のポイント

  • 本会員(親)の信用情報で審査される
  • 家族会員自身の収入は不要
  • 本会員の利用限度額内で共有
  • 発行枚数に上限がある場合も

家族カードを申し込む前に、各カード会社の公式サイトで条件を確認しましょう。

Q5. デビットカードとクレジットカードはどちらが良いですか?

A. 年齢や利用目的によって最適な選択が異なります

それぞれの特徴を理解して、自分に合った方を選びましょう。

デビットカードがおすすめな人

  • 18歳未満で本人名義のカードが欲しい
  • 使いすぎが心配
  • 審査に通るか不安
  • クレジットカードの審査に落ちた
  • シンプルな決済手段が欲しい

クレジットカードがおすすめな人

  • 18歳以上で安定した収入がある
  • ポイント還元率を重視したい
  • 付帯サービス(旅行保険など)を活用したい
  • クレジットヒストリーを構築したい
  • 後払いの利便性を享受したい

両方持つのもあり 多くの人が、クレジットカードとデビットカードの両方を持ち、用途によって使い分けています。

Q6. 申込時に必要な書類は何ですか?

A. 本人確認書類と引き落とし口座情報が基本です

必須書類

  1. 本人確認書類(以下のいずれか)
    • 運転免許証
    • マイナンバーカード
    • パスポート
    • 健康保険証(他の書類と組み合わせる場合も)
    • 住民票の写し
  2. 引き落とし口座情報
    • 銀行口座の情報(通帳またはキャッシュカード)
    • オンライン申込の場合は口座番号の入力のみで可

場合により必要な書類

  • 学生証(学生向けカード申込時)
  • 収入証明書(高額限度額希望時)
  • 在留カード・特別永住者証明書(外国籍の方)

オンライン申込の場合、本人確認書類の写真をアップロードするだけで完結する場合が多く、非常に便利です。

Q7. 審査にはどのくらい時間がかかりますか?

A. 最短即日から2週間程度が一般的です

審査期間はカード会社や申込方法によって異なります。

即日発行カード

  • 店頭申込で最短30分~1時間
  • 仮カードがその場で発行される場合も
  • 本カードは後日郵送

通常のカード

  • オンライン申込:3日~1週間程度
  • 郵送申込:1週間~2週間程度
  • 審査結果はメールで通知されることが多い

審査が長引くケース

  • 申込内容に不備がある
  • 在籍確認が取れない
  • 信用情報の照会に時間がかかる
  • 申込が集中する時期(入学・就職シーズンなど)

余裕を持って申し込むことをおすすめします。


10. 安全に使うための注意点・トラブル事例・対策

クレジットカードは便利ですが、正しく使わないとトラブルに巻き込まれる可能性があります。安全に利用するための注意点を押さえましょう。

基本的なセキュリティ対策

クレジットカードを安全に使うための基本事項です。

カード情報の管理

  • カード番号を他人に教えない:電話やメールで聞かれても絶対に教えない
  • 裏面のセキュリティコードを覚えない:カード本体から直接入力する
  • 暗証番号の管理:生年月日や連番など推測されやすい番号は避ける
  • カードの保管:財布以外の場所で安全に保管、コピーを取らない

利用時の注意点

  • 決済時は目を離さない:店員がカードを持って行く際は注視する
  • レシートは破棄しない:利用明細と照合するまで保管
  • 不審なメールやサイトに注意:フィッシング詐欺に気をつける
  • 公共Wi-Fiでの利用は避ける:情報漏洩のリスクがある

定期的な確認

  • 利用明細は毎月必ずチェック:身に覚えのない請求がないか確認
  • アプリで即時通知設定:利用ごとにメールやプッシュ通知を受け取る
  • カードの有効期限確認:更新時期を把握しておく

よくあるトラブル事例と対策

実際に起こりやすいトラブルを知り、対策を講じましょう。

トラブル1:不正利用被害

事例

  • カード情報が漏洩し、身に覚えのない請求が来る
  • スキミング被害でカード情報が盗まれる
  • フィッシングサイトで情報を入力してしまう

対策

  • 利用明細を毎月確認する
  • 不審な請求を見つけたらすぐにカード会社に連絡
  • 3Dセキュアなどの本人認証サービスを設定
  • 怪しいサイトでカード情報を入力しない
  • 多くのカード会社には不正利用補償があり、適切に対処すれば被害額は補償される

トラブル2:使いすぎによる支払い困難

事例

  • 限度額いっぱいまで使ってしまい、支払いができない
  • リボ払いで金利が膨らみ、返済が困難になる
  • 複数のカードを使い、総額を把握していなかった

対策

  • 月々の利用額を決めて守る
  • アプリで利用状況をこまめにチェック
  • リボ払いは原則使わない(金利が高い)
  • 一括払いを基本とする
  • 予算管理アプリを活用する

トラブル3:暗証番号の忘れ・ロック

事例

  • 暗証番号を忘れてカードが使えない
  • 何度も間違えてカードがロックされる

対策

  • 暗証番号は忘れないよう安全な場所にメモ(カードと別に保管)
  • ロックされたらすぐにカード会社に連絡
  • 本人確認後、再設定の手続きを行う

トラブル4:紛失・盗難

事例

  • 財布ごと盗まれる
  • カードをどこかに落としてしまう

対策

  • 気づいたらすぐにカード会社に連絡し、利用停止手続きを行う
  • 警察に紛失届・盗難届を提出する
  • カード会社の緊急連絡先を携帯電話に登録しておく
  • 紛失・盗難補償により、適切に対処すれば被害額は補償される

特に注意すべき支払い方法

支払い方法によってはリスクが高まります。

リボ払いの危険性

リボ払い(リボルビング払い)は、毎月一定額を返済する方法ですが、以下のリスクがあります。

  • 高金利:年率15%程度の金利がかかる
  • 返済長期化:元本が減りにくく、返済期間が長引く
  • 総支払額の増加:金利負担で総額が大幅に増える
  • 借金の感覚麻痺:残高が見えにくく、使いすぎやすい

対策:基本的に一括払いを選択し、リボ払いは緊急時のみに限定する。

キャッシングの注意点

クレジットカードのキャッシング機能も高金利です。

  • 金利:年率18%程度と非常に高い
  • 信用情報への影響:頻繁な利用は信用スコアを下げる
  • 返済負担:借金が膨らみやすい

対策:できるだけ利用せず、必要な場合は早期返済を心がける。

困ったときの相談窓口

トラブルに遭った場合や困ったことがあれば、以下に相談しましょう。

  • カード会社のカスタマーセンター:24時間対応の窓口が多い
  • 国民生活センター:消費者トラブル全般の相談窓口(188番)
  • 日本クレジット協会:クレジットカードに関する相談窓口
  • 警察:詐欺や盗難の被害に遭った場合

一人で悩まず、早めに専門機関に相談することが大切です。


11. 年齢以外で審査落ちする主なケースと回避策

年齢条件を満たしていても、審査に落ちることがあります。よくある原因と対策を知っておきましょう。

審査落ちする主なケース

ケース1:過去の金融事故

信用情報に傷がついていると、審査に通りにくくなります。

具体的な金融事故の例

  • クレジットカードやローンの返済遅延・滞納
  • 自己破産、個人再生、任意整理などの債務整理
  • 携帯電話料金の長期滞納(分割払いの端末代含む)
  • 奨学金の返済遅延
  • 他社カードの強制解約

信用情報への影響期間

  • 返済遅延:解消後1年~5年
  • 債務整理:5年~10年
  • 自己破産:5年~10年

ケース2:収入の不安定性

安定した収入がないと判断されると、審査に通りにくくなります。

不利になるケース

  • 転職直後(勤続年数が短い)
  • フリーター、日雇いなど雇用形態が不安定
  • 無職、無収入
  • 収入が極端に少ない
  • 収入の変動が大きい

ケース3:申込内容の不備・虚偽

申込情報に問題があると、審査に悪影響を及ぼします。

問題となる例

  • 年収や勤務先を偽る(虚偽申告)
  • 記入漏れや誤字脱字が多い
  • 本人確認書類と申込内容が一致しない
  • 在籍確認が取れない
  • 連絡先が不通

ケース4:他社借入が多い

既に複数のクレジットカードやローンを持っている場合、審査が厳しくなります。

審査に影響する要素

  • クレジットカードの保有枚数が多すぎる
  • 総利用限度額が年収に対して高すぎる
  • 消費者金融からの借入がある
  • キャッシング枠を多用している
  • 複数のカードローンを利用している

ケース5:短期間の多重申込(申込ブラック)

短期間に複数のクレジットカードを申し込むと、「申込ブラック」と呼ばれる状態になります。

問題となる理由

  • お金に困っていると判断される
  • 計画性がないと見なされる
  • 不正利用目的の疑い
  • 信用リスクが高いと評価される

目安

  • 1ヶ月に3枚以上の申込は危険
  • 半年で5枚以上も要注意
  • 申込情報は6ヶ月間記録される

審査落ちを回避する対策

審査に通過する確率を高めるための具体的な対策を紹介します。

対策1:信用情報をクリーンに保つ

  • 支払いは必ず期日内に:クレジットカードだけでなく、携帯料金や公共料金も
  • 滞納があれば早期解消:少額でもすぐに返済する
  • 信用情報を確認:CICなどで自分の信用情報を開示請求できる(有料)
  • 金融事故から時間を置く:事故情報が消えるまで待つ(5~10年)

対策2:申込内容を正確に記入

  • 虚偽申告は絶対にしない:発覚すると審査落ちだけでなく、今後の申込にも影響
  • 誤字脱字をチェック:送信前に必ず見直す
  • 本人確認書類と一致させる:住所や氏名を正確に記入
  • 勤務先情報を正確に:在籍確認が取れるようにする

対策3:申込条件に合ったカードを選ぶ

  • 審査難易度を考慮:初めてなら学生カードや流通系カードが狙い目
  • 年会費無料カードから:ハードルが低いカードから実績を作る
  • 希望限度額は控えめに:10万~30万円程度にする
  • 自分の属性に合ったカード:学生なら学生向け、主婦なら主婦向けなど

対策4:同時申込を避ける

  • 申し込むのは1枚ずつ:審査結果が出るまで次の申込は待つ
  • 半年間は記録が残る:落ちた場合は6ヶ月以上空けてから再申込
  • 本命を1枚決める:複数欲しい場合も、まず1枚取得してから

対策5:クレジットヒストリーを構築

初めてカードを作る場合や、過去に金融事故があった場合は、段階的にクレヒスを積み上げましょう。

おすすめの方法

  1. 審査の緩いカードから始める:流通系カード、学生カードなど
  2. 少額でも毎月利用:クレヒスは利用実績が重要
  3. 必ず期日内に返済:遅延は絶対に避ける
  4. 半年~1年利用実績を作る:次のカード申込の基盤となる
  5. 段階的にステップアップ:実績ができたら希望のカードに申込

対策6:収入・雇用形態を安定させる

  • 転職直後は避ける:勤続6ヶ月以上が望ましい
  • アルバイトでも継続就労:短期バイトより長期の方が有利
  • 副業収入も申告:合算して年収を増やす
  • 配偶者の収入を活用:主婦の場合は配偶者の収入で審査可能なカードも

審査に落ちてしまったら

もし審査に落ちてしまった場合の対処法です。

すぐにできること

  • 落ち着いて原因を分析:なぜ落ちたか冷静に考える
  • 信用情報を開示:CICなどで自分の信用情報を確認(有料)
  • 申込内容を見直す:記入ミスや不備がなかったか確認

次の申込に向けて

  • 6ヶ月以上空ける:申込情報が消えるのを待つ
  • 別のカード会社を検討:審査基準はカード会社ごとに異なる
  • 審査が緩めのカードを選ぶ:流通系、学生向けなど
  • 代替手段を活用:デビットカードや家族カードで実績作り

専門家に相談

  • カード会社に問い合わせ:落ちた理由を教えてくれる場合もある(明確な回答は期待できないことも)
  • 国民生活センター:クレジットカードの相談も受け付けている
  • 信用情報機関:信用情報の開示請求方法を教えてくれる

審査に落ちても、適切な対策を講じれば次回は通過できる可能性が高まります。諦めずに計画的に準備しましょう。


12. 2025年最新おすすめクレジットカードランキング【18歳〜20代向け】

18歳から20代の若年層におすすめのクレジットカードを、特徴別に紹介します。初めてカードを作る方や、学生・新社会人の方に最適なカードを厳選しました。

おすすめカード比較表

カード名対象年齢年会費基本還元率主な特典・特徴
三井住友カード(NL)18歳以上永年無料0.5%コンビニ・飲食店で最大7%還元/ナンバーレスで安全
JCB CARD W18歳~39歳以下永年無料1.0%若年層限定/Amazonやスタバでポイント優遇
楽天カード18歳以上永年無料1.0%楽天市場で3%還元/楽天経済圏で最強/新規入会特典充実
イオンカードセレクト18歳以上永年無料0.5%イオングループで割引・ポイント優遇/WAONも使える
dカード18歳以上永年無料1.0%ドコモユーザーに特典/dポイント加盟店でお得
エポスカード18歳以上永年無料0.5%マルイで優待/海外旅行保険が自動付帯/即日発行可能

カード別詳細レビュー

1. 三井住友カード(NL)

おすすめ度:★★★★★

こんな人におすすめ

  • セキュリティを重視したい
  • コンビニやマクドナルドをよく利用する
  • シンプルで使いやすいカードが欲しい

主な特徴

  • ナンバーレス(NL)デザインで情報漏洩のリスクを軽減
  • セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどで最大7%還元(対象店舗でタッチ決済利用時)
  • 学生なら対象のサブスクサービスで最大10%還元
  • Vポイントが貯まる
  • 即時発行サービスあり(最短10秒で審査完了)

注意点

  • 基本還元率は0.5%とやや低め
  • 特定店舗以外では還元率が高くない

2. JCB CARD W

おすすめ度:★★★★★

こんな人におすすめ

  • 39歳以下で長く使いたい
  • Amazonやスターバックスをよく利用する
  • 高還元率を重視する

主な特徴

  • 18歳~39歳限定で入会可能(40歳以降も継続利用可能)
  • 基本還元率1.0%と高水準
  • Amazonで還元率2.0%、スターバックスで5.5%など優遇店舗多数
  • Oki Dokiポイントが貯まりやすい
  • 海外旅行傷害保険付帯(利用付帯)

注意点

  • 39歳以下しか申し込めない
  • ETCカードは年会費無料だが発行手数料がかかる場合がある

3. 楽天カード

おすすめ度:★★★★☆

こんな人におすすめ

  • 楽天市場をよく利用する
  • 楽天経済圏(楽天モバイル、楽天銀行など)を活用している
  • 審査に通りやすいカードが欲しい

主な特徴

  • 基本還元率1.0%
  • 楽天市場での買い物で常時3%以上の還元率
  • 楽天経済圏のサービスと組み合わせでポイント倍率アップ(SPU)
  • 新規入会特典が充実(数千ポイントプレゼント)
  • 審査が比較的通りやすい

注意点

  • 楽天経済圏以外での還元率は普通
  • メールやDMが多い
  • ポイントの有効期限管理が必要

4. イオンカードセレクト

おすすめ度:★★★★☆

こんな人におすすめ

  • イオンやイオンモールをよく利用する
  • 電子マネーWAONを使いたい
  • 主婦・学生で安定収入が少ない

主な特徴

  • イオングループで毎月20日・30日は5%OFF
  • イオンでの買い物でポイント2倍
  • 電子マネーWAONも一体化
  • キャッシュカード・クレジットカード・WAONの3機能一体型
  • 年会費永年無料

注意点

  • 基本還元率は0.5%とやや低め
  • イオン以外での利用メリットは少ない
  • イオン銀行の口座開設が必要

5. dカード

おすすめ度:★★★★☆

こんな人におすすめ

  • ドコモユーザー
  • dポイントを貯めたい
  • 携帯補償を重視する

主な特徴

  • 基本還元率1.0%
  • dポイント加盟店で還元率アップ
  • ドコモ携帯料金の1%分がポイント還元
  • dカード特約店で還元率優遇
  • ケータイ補償(購入後1年間、最大1万円)

注意点

  • ドコモユーザー以外はメリットがやや少ない
  • 旅行保険は付帯していない(dカード GOLDには付帯)

6. エポスカード

おすすめ度:★★★★☆

こんな人におすすめ

  • マルイを利用する
  • 即日発行できるカードが欲しい
  • 海外旅行保険を重視する

主な特徴

  • 年会費永年無料
  • マルイで年4回10%OFF
  • 全国10,000店舗以上で優待サービス
  • 海外旅行傷害保険が自動付帯(最高500万円)
  • 店頭で即日発行可能(マルイのカードセンター)

注意点

  • 基本還元率は0.5%とやや低め
  • マルイが近くにないと即日発行のメリットを活かせない

カードの選び方まとめ

  • コンビニをよく使うなら → 三井住友カード(NL)
  • ネットショッピング重視なら → 楽天カード(楽天市場)、JCB CARD W(Amazon)
  • 学生・若者限定の特典を活用したいなら → JCB CARD W
  • イオンで買い物するなら → イオンカードセレクト
  • ドコモユーザーなら → dカード
  • 海外旅行保険を重視するなら → エポスカード

初めてのカードなら、年会費永年無料で基本還元率1.0%の「楽天カード」または「JCB CARD W」がおすすめです。自分のライフスタイルに合わせて、最適な1枚を選びましょう。


13. まとめ:自分に最適なカード年齢・条件とは

本記事では、クレジットカードの年齢制限と申込条件について、2025年の最新情報を詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをまとめます。

クレジットカード年齢ルールの基本

日本のクレジットカードは**「高校生を除く満18歳以上」**が申込の基本条件です。2022年4月の民法改正により、18歳以上は成人として扱われ、親の同意なしで契約できるようになりました。

年齢別のポイント

  • 18歳未満:本人名義のクレジットカードは作れない。家族カードやデビットカードを活用
  • 18歳・19歳(高校生):高校在学中は原則申込不可。卒業後は申込可能
  • 18歳以上(大学生・専門学生):親の同意不要で申込可能。学生向けカードがおすすめ
  • 20歳以上:すべてのクレジットカードに申込可能。ゴールドカードなども選択肢に
  • 高齢者:年齢上限を設けているカードもあるが、多くは申込可能

年齢以外の重要な審査基準

年齢条件を満たしていても、以下の要素が総合的に審査されます。

  • 安定した収入(アルバイト収入や親の仕送りも考慮される場合あり)
  • 信用情報(過去の金融事故や返済履歴)
  • 勤続年数・雇用形態
  • 他社借入状況
  • 申込内容の正確性

状況別の最適な選択肢

18歳未満の場合

  • 家族カード(親の信用で発行、親の管理下で利用)
  • デビットカード(15歳以上、審査不要、即時決済)
  • プリペイドカード(年齢制限なし、チャージ式)

18歳以上の学生

  • 学生向けクレジットカード(優遇条件あり、年会費無料が多い)
  • 一般カード(実績作りに最適)
  • 使いすぎが心配ならデビットカードと併用

新社会人

  • 年会費無料の一般カード(実績を積み上げる)
  • 将来的にゴールドカードへのアップグレードを視野に

審査に不安がある方

  • 流通系カード(イオン、楽天など比較的審査が緩め)
  • 学生カード(学生なら審査基準が緩和)
  • デビットカード(審査不要)

安全に使うための心得

クレジットカードは便利なツールですが、計画的な利用が不可欠です。

  • 一括払いを基本とする:リボ払いやキャッシングは高金利
  • 利用明細を毎月確認:不正利用の早期発見
  • 使いすぎに注意:予算を決めて守る
  • セキュリティ対策:カード情報の管理を徹底
  • 困ったときは早めに相談:カード会社や消費生活センターへ

最後に

クレジットカードの年齢制限や申込条件は、法律とカード会社の基準によって定められています。自分の年齢や状況に応じて、最適な決済手段を選択することが重要です。

初めてクレジットカードを作る方は、年会費無料で基本還元率が高いカードから始め、利用実績を積み上げながら、自分のライフスタイルに合ったカードを見つけていくことをおすすめします。

本記事が、あなたのクレジットカード選びの参考になれば幸いです。申込前には必ず各カード会社の公式サイトで最新の条件を確認し、計画的で安全なカード利用を心がけましょう。

重要な確認事項

  • 申込前に公式サイトで最新の年齢条件を確認
  • 学生は学生証などの在学証明書類を準備
  • 信用情報に不安がある場合は開示請求を検討
  • 審査基準はカード会社ごとに異なる
  • 不明点はカード会社に直接問い合わせる

クレジットカードは単なる決済ツールではなく、賢く活用することで生活の質を向上させる強力なパートナーとなります。正しい知識を持ち、自分に最適なカードを選んで、豊かなキャッシュレスライフを送りましょう。