監修:中井 聖(2026年9月26日に確認:dカード(FAQ・カードページ)、カンム(バンドルカードの年齢・ポチっとチャージの注記)、Kyash(バリューアカウント利用規約・2023年7月の規約改定・公式メディア)、ライフカード(Vプリカの年齢制限変更の発表)、三井住友カード(プリペイドの年齢制限の解説)、au(au PAY プリペイドカード)、三菱UFJ銀行(デビットの申込条件)で年齢条件・同意・後払い機能の制限を確認)
中学生(12〜15歳)はクレジットカードを作れませんが、チャージして使うプリペイドカードなら持てるものがあります。ただし年齢の下限や保護者の同意の要否はカードごとに違い、「後払い」や「即時入金」の機能は18歳未満には使えないのが普通です。この記事では、各社の公式ページや利用規約で年齢条件を確認できた5つのプリペイドカードを、条件と注意点つきで紹介します。
この記事の内容は、2026年9月26日にdカード、バンドルカード(カンム)、Kyash、ライフカード(Vプリカ)、三井住友カード、三菱UFJ銀行の公式ページ・規約・発表で編集部が確認しました。年齢条件は変わることがあるので、申し込み前に各社の最新の案内を見てください。
先に結論:中学生が持てるプリペイドカード5つ
| カード | 年齢条件(公式) | 保護者の同意 | 費用 | 中学生が使えない機能 |
|---|---|---|---|---|
| dカード プリペイド(NTTドコモ) | 12歳以上(中学生以上)でdアカウントを持つ人 | 公式FAQに記載なし | 審査なし、年会費・発行手数料無料 | ー |
| バンドルカード(カンム) | 13歳以上 | 未成年は必要 | アプリのバーチャルカードは審査不要で発行 | 後払いの「ポチっとチャージ」は満18歳以上 |
| Kyash | 18歳未満は利用規約で親権者等の同意が前提 | 必要(申し込みがあれば同意済みとみなす) | アプリでバーチャルカードを発行 | 「イマすぐ入金」は18歳未満は利用不可(2023年7月の規約改定) |
| Vプリカ(ライフカード) | 18歳未満でも親権者の同意があればアカウント開設可(2022年2月22日から) | 必要 | ネット専用のVisaプリペイド | ー |
| Visaプリペ/かぞくのおさいふ(三井住友カード) | 6歳以上 | 家族で使う前提の設計 | プリペイド | ー |
三井住友カードのプリペイドカードの解説には、プリペイドカードには「年齢制限や審査が一切ないもの」から「6歳(小学生)以上」「12歳(中学生)以上」という条件が付いたものまであり、申し込みに保護者の同意や携帯電話番号・メールアドレスが必要な場合があると書かれています。中学生が使うなら、年齢条件だけでなく「後払い機能が付いているか」「保護者が残高と履歴を見られるか」で選ぶのが現実的です。
各カードの条件と、中学生が使うときの注意
dカード プリペイド(12歳以上)
dカードの公式FAQは「12歳以上の方(中学生以上)でdアカウントをお持ちの方が申し込めます」としています。公式サイトの案内どおり審査はなく、年会費と発行手数料は無料です。dアカウントは無料で作れるので、ドコモの回線がなくても申し込めます。5つの中で「中学生以上」と年齢を明記している唯一のカードです。
バンドルカード(13歳以上・後払いは18歳から)
カンムの公式サイトは「バンドルカードは13歳以上の方がご利用いただけます(未成年の方は保護者の同意が必要です)」と案内しています。アプリで発行するバーチャルカードはコンビニやアプリからのチャージで使います。後払いでチャージできる「ポチっとチャージ」はセブン銀行のサービスで、手数料と年齢確認・審査があり、満18歳以上しか使えません。中学生が使う場合は、チャージした分だけ使えるカードとして考えてください。
Kyash(18歳未満は親権者の同意が前提)
Kyashのバリューアカウント利用規約は「利用者が未成年者(18歳未満)の場合には、利用者はバリューアカウントの開設に当たってあらかじめ親権者等法定代理人の同意を得るものとします」と定め、未成年からの申し込みがあれば同意を得ているものとみなすとしています。年齢の下限は規約に書かれていません。2023年7月28日の規約改定で、18歳未満は「イマすぐ入金」を使えなくなりました。Kyashの公式メディアも、未成年の子どもに持たせるチャージ式のカードとして案内しています。
Vプリカ(18歳未満は親権者の同意で開設可)
ライフカードは2022年2月22日の発表で、ネット決済専用のVisaプリペイド「Vプリカ」について、それまで18歳以上に限っていた新規アカウントの開設の年齢制限をなくし、18歳未満でも親権者の同意があれば開設・利用できるようにしたと案内しています。ネット上のVisa加盟店で使うカードで、オンラインゲームやネットショッピングに向きます。
三井住友カードのVisaプリペ・かぞくのおさいふ(6歳以上)
三井住友カードの解説では、「かぞくのおさいふ」は保護者の「おさいふ」から小遣いや仕送りとして家族の「個々のおさいふ」に入金し、家族はその範囲でVisaのプリペイドカードとして支払う仕組みで、「Visaプリペ」と同じく6歳から持てると案内しています。中学生の小遣いを保護者が管理する目的に合った設計です。
au PAY プリペイドカードとデビットカードはどうか
au PAY プリペイドカードは審査なしで、発行手数料600円(バーチャルカードは無料)・年会費無料と公式ページにあります。ただし申し込みできる年齢は公式FAQに明記が見当たらず、「20歳未満はauポイントからのチャージができない」という制限だけが書かれています。中学生が持てるかは、auのサポートで確認してください。
銀行口座から即時に引き落とされるデビットカードは、中学生には作れません。三菱UFJ銀行は「三菱UFJデビットは、普通預金口座をお持ちの15歳以上の方(中学生を除く)が申し込める」と案内しています。高校生になってからの選択肢です。クレジットカードとデビットカードの違いはクレジットカードとデビットカードの違いの記事に、クレジットカードが何歳から作れるかは何歳から作れるかの記事にまとめています。
保護者が決めておくこと
- チャージの方法と上限。プリペイドはチャージした分しか使えないので、月にいくら入れるかを決めておけば使いすぎは起きません。後払い(ポチっとチャージ、イマすぐ入金)は18歳未満には提供されていないので、中学生のアカウントで有効になることはありません。
- 使う場所。Vプリカはネット専用です。店頭でも使いたいならバンドルカードやKyash、dカード プリペイドのリアルカード(発行条件は各社の案内で確認)を選びます。
- 履歴の確認。アプリの利用履歴を親子で一緒に見る習慣をつけると、身に覚えのない請求やゲーム課金の使いすぎに早く気づけます。
- 同意の手続き。バンドルカード・Kyash・Vプリカは未成年に保護者の同意を求めています。子どもが勝手に同意欄にチェックを入れて作ることを防ぐため、申し込みは保護者が一緒に行ってください。
よくある質問
中学生がクレジットカードを持つ方法はありますか
ありません。三井住友カードの解説にあるとおり、クレジットカードは18歳以上(高校生を除く)が対象で、カードによっては20歳以上などの条件があります。家族カードも本会員と同じく18歳以上が対象です。中学生はプリペイドカードか、保護者の管理する「かぞくのおさいふ」のような仕組みを使います。
プリペイドカードに審査はありますか
チャージ式のプリペイドカード自体には審査はありません(dカード プリペイド、バンドルカードの公式案内)。審査があるのは後払いの機能で、これは18歳以上に限られています。
ゲームの課金に使えますか
Vプリカはネット上のVisa加盟店で使えるので、対応するストアの支払いに使えます。使えるかどうかはストア側の対応によるので、各ストアの支払い方法の案内で確認してください。課金の上限はチャージ額で決まります。
確認した情報源(2026年9月26日)
- dカード:dカード プリペイドについて、サービス内容や申込み方法を教えてください/dカード プリペイド
- バンドルカード(カンム):バンドルカードは学生や未成年でも利用できる?(年齢条件とポチっとチャージの注記)
- Kyash:Kyashバリューアカウント利用規約/利用規約改定のお知らせ(2023年7月28日)/プリペイドカードには年齢条件がある?
- ライフカード:Vプリカ 新規アカウント開設時の年齢制限変更のお知らせ(PR TIMES、2022年2月22日)
- 三井住友カード:プリペイドカードは中学生・高校生でも持てる?年齢制限はあるの?
- au:au PAY プリペイドカード
- 三菱UFJ銀行:三菱UFJデビットの申込方法