60代におすすめ!失敗しないクレジットカードの選び方と人気ランキング【2025年最新版】


リード文

60代は新たなライフステージを迎える大切な時期です。安心でお得、かつ将来を見据えたクレジットカード選びが重要になってきます。

現金主義だった方も、キャッシュレス化の波により、オンライン決済やポイント還元のメリットを実感する機会が増えています。その一方で「審査に通るのか」「安全性は大丈夫なのか」「サポート体制は充実しているのか」といった不安を抱える方も多いでしょう。

この記事では、60代の方が納得して使えるクレジットカードの選び方と、実際に人気の高いカードのランキングを徹底解説します。あなたの毎日と資産管理をより快適にする一枚を見つけましょう。


はじめに|60代がクレジットカードを選ぶ理由

60代になると、クレジットカードの利用価値がこれまで以上に高まります。その背景には、ライフスタイルの変化と社会のキャッシュレス化があります。

シニア世代がカードを選ぶ主な理由

60代の方がクレジットカードを活用する理由は、主に以下の3つに集約されます。

1. 家計管理の効率化 年金生活やリタイア後は、収支の管理がより重要になります。クレジットカードを使えば、利用明細が自動的に記録されるため、家計簿をつける手間が大幅に削減できます。Web明細やアプリを活用すれば、いつでもどこでも支出を確認できる利便性も魅力です。

2. ポイントを使った節約 日々の買い物でポイントが貯まるため、実質的な節約効果が期待できます。特に普段使いのスーパーや通販サイトで高還元率のカードを選べば、年間で数千円から数万円分のポイントを獲得することも可能です。

3. 現金を持ち歩かない安心感 高額な現金を持ち歩くリスクを避けられます。万が一、カードを紛失したり盗難に遭ったりしても、すぐに利用停止できるため、現金よりも安全性が高いといえます。

現代生活の必需品としてのクレジットカード

近年、オンラインショッピングやサブスクリプションサービスの普及により、クレジットカードは「現代生活の必需品」となりつつあります。特に以下のような場面で必要性が高まっています。

  • ネット通販での買い物(Amazon、楽天市場など)
  • 動画配信サービス(Netflix、Amazon Primeなど)
  • 公共料金の自動支払い
  • 旅行や宿泊の予約

キャッシュレス決済への移行は、60代の方にとっても避けて通れない時代の流れといえるでしょう。


60代でも作れる!クレジットカードの基本と審査基準

「60代でもクレジットカードは作れるのか?」という疑問をお持ちの方は少なくありません。結論から言えば、60代でもクレジットカードの新規発行は十分可能です。

高齢層でも審査は通る

高齢層でもクレジットカードを作るハードルは決して高くありません。多くのカード会社では「安定収入(年金含む)」があれば申込可能です。

実際、70代・80代でも新規発行事例が見られ、年金受給者専用の申込欄を設けているカード会社も増えています。

審査で重視されるポイント

審査で重視されるのは「年齢以外」の面です。具体的には以下の要素が評価されます。

重要な審査項目

  • 過去の延滞歴の有無
  • 現在のローン残高
  • クレジットカードの利用履歴(クレヒス)
  • 安定した収入源(年金を含む)

年齢そのものが直接的な審査落ちの理由になることは少なく、むしろ信用情報の内容が重要視されます。

審査通過のための具体的なポイント

60代の方が審査に通りやすくするためには、以下のポイントを押さえましょう。

ポイント詳細
職業欄に「年金受給者」があるカードを選ぶ年金収入を正式な収入として認めているカード会社を優先
申し込み時の年齢制限を確認70代・80代対応の会社も存在する
クレジット履歴に注意過去の延滞やローン残高がないことを確認
収入が年金のみでもOKなカードを選定年金受給者向けのカードは審査基準が柔軟

申込時の注意点

  • 申込情報は正確に記入する
  • 複数のカードに同時申込しない(審査に悪影響)
  • まずは年会費無料のカードから始める

これらのポイントを意識することで、審査通過の可能性を高めることができます。


失敗しない!60代のクレジットカード選び方4つのポイント

60代の方がクレジットカードを選ぶ際、押さえておくべき重要なポイントが4つあります。これらを基準に比較することで、ご自身の生活に最適なカードが見えてきます。

1. 年会費無料 or 低コスト

無駄な出費を抑えることは、賢いカード選びの基本です。

年会費に関するチェックポイント

  • 永年無料か、条件付き無料か
  • 初年度のみ無料ではないか
  • 年会費の元を取れるだけの特典があるか

特に使用頻度が読めない最初のうちは、年会費永年無料のカードを選ぶことをおすすめします。年会費有料のカードを検討する場合は、特典やサービスで年会費分の価値があるかを慎重に判断しましょう。

2. ポイント還元率・特典

日常的に使う場所での還元率が高いカードを選ぶことで、効率的にポイントを貯められます。

還元率で注目すべきポイント

  • 基本還元率(通常の買い物での還元率)
  • 特定店舗での優待還元率
  • ポイントの使いやすさと有効期限

例えば、よくイオンで買い物をする方はイオンカード、楽天市場をよく利用する方は楽天カードといったように、自分の生活圏に合ったカードを選ぶことが重要です。

3. 安全性(セキュリティ・補償)

60代の方にとって、安全性は最も重視すべきポイントの一つです。

確認すべきセキュリティ機能

  • 不正利用検知システムの有無
  • 盗難・紛失時の補償内容
  • カード番号の表示方法(ナンバーレスなど)
  • 利用通知機能(メール・アプリ)

三井住友カード(NL)のようなナンバーレスカードは、カード番号が表面に記載されていないため、第三者に番号を盗み見られるリスクが低く、セキュリティ面で優れています。

4. サポート体制・利便性

困ったときにすぐ相談できる体制が整っているかは、特にシニア世代にとって重要です。

サポート体制のチェック項目

サポート方法確認ポイント
電話相談24時間対応か、つながりやすいか
店舗窓口近くに相談できる店舗があるか
Webサポートチャットやメールでの問い合わせが可能か
アプリ使いやすいデザインか、機能は充実しているか

イオンカードのように実店舗で直接相談できるカードや、24時間電話サポートが利用できるカードは、初めてカードを持つ方にも安心です。

選び方のまとめ

この4つのポイントを総合的に比較することで、自分に最適なクレジットカードを見つけることができます。全ての条件を完璧に満たすカードは存在しないため、自分にとって何が最も重要かを明確にした上で選択しましょう。


年会費無料でおすすめのクレジットカード5選

2025年の最新情報をもとに、60代の方に特に人気の年会費無料カードをランキング形式でご紹介します。

年会費無料カード比較表

順位カード名年会費申込年齢上限基本還元率主な特徴サポート体制
1位楽天カード永年無料69歳1.0%Web明細、盗難補償、楽天市場で高還元24時間チャット/電話
2位イオンカード永年無料80歳0.5%店舗優待、家族カードOK、G.G感謝デー店舗窓口/無料相談
3位三井住友カード(NL)永年無料79歳0.5%ナンバーレス、高セキュリティ専用窓口/アプリ
4位dカード永年無料80歳1.0%ドコモユーザー特典、携帯料金支払いでポイント電話/Web窓口
5位JCB CARD S永年無料80歳1.0%国内外対応、旅行傷害保険付帯カスタマーサポート

1位:楽天カード

おすすめポイント

  • 基本還元率1.0%と高水準
  • 楽天市場での買い物で最大3%還元
  • 楽天ポイントは楽天グループ全体で使いやすい
  • Web明細で家計管理が簡単

向いている人

  • 楽天市場やネットショッピングをよく利用する方
  • ポイント還元率を重視する方
  • 楽天経済圏(楽天モバイル、楽天銀行など)を活用している方

楽天カードは、高いポイント還元率と使い勝手の良さから、60代の方にも非常に人気があります。ただし、申込年齢上限が69歳となっている点には注意が必要です。

2位:イオンカード

おすすめポイント

  • イオン系列店舗での割引特典が充実
  • 55歳以上限定の「G.G感謝デー」で15日は5%OFF
  • 毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」で5%OFF
  • 申込年齢上限が80歳と幅広い
  • 店舗窓口でのサポートが受けられる

向いている人

  • イオンやマックスバリュで日常的に買い物をする方
  • 対面でのサポートを希望する方
  • 55歳以上でさらにお得に利用したい方

イオンカードは、実店舗での優待が豊富なため、ネットショッピングよりも実店舗での買い物が中心の方に特におすすめです。

3位:三井住友カード(NL)

おすすめポイント

  • ナンバーレスデザインで高セキュリティ
  • 利用ごとにアプリで即時通知
  • タッチ決済対応でスピーディー
  • 三井住友銀行のATM手数料優遇などの特典

向いている人

  • セキュリティを最重視する方
  • スマートフォンを使いこなせる方
  • 三井住友銀行を利用している方

三井住友カード(NL)は、カード番号が表面に記載されていないため、盗み見されるリスクが低く、安全性を重視する60代の方に適しています。

4位:dカード

おすすめポイント

  • 基本還元率1.0%
  • ドコモユーザーなら携帯料金支払いでポイント追加
  • dポイント加盟店が豊富
  • ケータイ補償サービス付帯

向いている人

  • ドコモの携帯電話を使用している方
  • dポイントを貯めている方
  • コンビニやファーストフード店をよく利用する方

ドコモユーザーであれば、携帯料金の支払いでもポイントが貯まるため、特にお得に利用できます。

5位:JCB CARD S

おすすめポイント

  • 国内外で利用可能な信頼のJCBブランド
  • 国内外旅行傷害保険が標準装備
  • JCBオリジナルシリーズパートナー店舗で高還元
  • 申込年齢上限が80歳

向いている人

  • 国内旅行が好きな方
  • JCBブランドの信頼性を重視する方
  • 旅行保険が付帯したカードを求める方

JCB CARD Sは、伝統ある日本発のブランドとして、国内での加盟店数が多く、旅行傷害保険も付帯しているため、旅行好きの60代の方に適しています。


シニアに人気!特典・保険が充実したカード

年会費無料カードに加えて、特典や保険が充実した有料カードも検討の価値があります。年会費を払ってでも手厚いサービスを受けたい方向けのカードをご紹介します。

旅行保険付帯のカード

国内外旅行傷害保険が充実しているカード

旅行が趣味の60代の方にとって、旅行保険の付帯は大きなメリットです。

JCB CARD S

  • 国内外旅行傷害保険付帯
  • 年会費無料でありながら保険が充実
  • JCB海外サポートデスクが利用可能

三井住友カード

  • 海外旅行傷害保険が自動付帯
  • ショッピング補償も充実
  • 緊急時の日本語サポート

シニア向け特別優待カード

大人の休日倶楽部ジパングカード

  • JR東日本のきっぷが最大30%割引
  • 65歳以上が対象
  • 年会費:4,364円(税込)
  • 旅行好きな方なら年会費の元は十分取れる

おすすめポイント

  • 新幹線や特急列車の料金が大幅割引
  • JR東日本エリアの移動が多い方に最適
  • 旅行雑誌や会員限定イベントなどの特典も

優待店舗が豊富なカード

エポスカード

  • 年会費永年無料
  • 海外旅行傷害保険が自動付帯
  • 全国1万以上の優待店舗
  • 舞台チケットや温泉施設の割引も

おすすめポイント

  • マルイでの年4回の優待期間(10%OFF)
  • 居酒屋やカラオケ、美容院などでの優待
  • 温泉やレジャー施設での割引

プレミアムカードの選択肢

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード

  • 年会費:月会費制(1,100円/月)
  • 手厚い海外旅行保険
  • 空港ラウンジサービス
  • コンシェルジュサービス

向いている人

  • 海外旅行の機会が多い方
  • ステータス性を重視する方
  • 充実したサポートを求める方

特典・保険重視の選び方

特典や保険を重視する場合、以下の点を確認しましょう。

確認項目チェックポイント
旅行保険国内・海外の補償内容、自動付帯か利用付帯か
ショッピング保険補償金額、対象となる購入品
優待特典よく利用する店舗やサービスが含まれているか
年会費とのバランス特典で年会費の元が取れるか

年会費が必要なカードでも、使い方次第では十分に元が取れます。自分のライフスタイルに合った特典があるかを見極めることが重要です。


60代がよく使うクレジットカードランキング

最新の調査データや利用者の体験談をもとに、60代以上の方から高い評価を得ているクレジットカードTOP5をご紹介します。

ランキングの評価基準

このランキングは以下の要素を総合的に評価しています。

  • 利用者満足度
  • ポイント還元率
  • サポート体制
  • 安全性・セキュリティ
  • 特典の充実度

TOP5ランキング

1位:楽天カード

総合評価:★★★★★

  • 使い勝手の良さでNo.1
  • ポイント還元率の高さが魅力
  • 楽天経済圏での利用でさらにお得
(62歳・女性)
(62歳・女性)

「ネットショッピングをよく利用するので、楽天ポイントがどんどん貯まります。アプリで利用明細もすぐ確認できて便利です」

2位:イオンカードセレクト

総合評価:★★★★☆

  • スーパーでの買い物がお得
  • 55歳以上の優待が充実
  • 店舗窓口でのサポートが安心
(67歳・男性)
(67歳・男性)

「毎月15日のG.G感謝デーで5%OFFになるのがうれしいです。店舗で直接相談できるのも助かっています」

3位:三井住友カード(NL)

総合評価:★★★★☆

  • 安全性・セキュリティで高評価
  • サポート体制が充実
  • 銀行系カードの信頼性
(64歳・女性)
(64歳・女性)

「カード番号が見えないので安心感があります。使うたびにスマホに通知が来るので、不正利用の心配もありません」

4位:dカード

総合評価:★★★★☆

  • 携帯キャリアとの親和性が強み
  • dポイントの使い道が豊富
  • コンビニでの還元率が高い
(61歳・男性)
(61歳・男性)

「ドコモの携帯を使っているので、自然とポイントが貯まります。コンビニでもポイントが使えて便利です」

5位:エポスカード

総合評価:★★★★☆

  • 多彩な優待特典が人気
  • 海外旅行保険が自動付帯
  • マルイでの優待が魅力
(69歳・女性)
(69歳・女性)

「居酒屋やカラオケでの割引が意外と使えます。年会費無料なのに旅行保険がついているのもありがたいです」

ランキングから見える傾向

60代の方がクレジットカードを選ぶ際に重視しているポイントは以下の通りです。

重視されるポイントTOP3

  1. 日常的に使う店舗での優待や還元率
  2. サポート体制の充実度
  3. 年会費無料または低コスト

人気の理由

  • 楽天カードやイオンカードは、普段使いでポイントが貯まりやすい
  • 三井住友カード(NL)は、セキュリティ面での安心感が高い
  • dカードは、既存のサービス(携帯電話)との連携が便利
  • エポスカードは、幅広い優待特典が魅力

選ぶ際のアドバイス

ランキング上位のカードは、それぞれに特徴があります。自分のライフスタイルに合ったカードを選ぶことで、より満足度の高い利用が可能になります。

  • ネットショッピング中心 → 楽天カード
  • スーパーでの買い物が多い → イオンカード
  • セキュリティ重視 → 三井住友カード(NL)
  • 携帯電話との連携 → dカード
  • 多様な優待を求める → エポスカード

年金受給者や高齢者でも安心!審査が通りやすいカード

「年金収入だけで審査に通るのか」という不安を抱える方も多いでしょう。ここでは、年金受給者でも申し込みやすく、審査に通りやすいカードをご紹介します。

年金受給者でも申し込みやすいカードの特徴

審査が比較的柔軟なカードには、以下のような特徴があります。

特徴1:職業欄に「年金受給者」の選択肢がある 申込フォームに「年金受給者」という選択肢があるカードは、年金を正式な収入源として認めている証拠です。

特徴2:申込年齢の上限が高い 70代、80代でも申し込み可能なカードは、高齢者への門戸が広いと言えます。

特徴3:年会費無料 年会費無料のカードは、審査基準が比較的緩やかな傾向にあります。

審査が通りやすいおすすめカード

イオンカード

  • 申込年齢上限:80歳
  • 年金受給者:申込可能
  • 年会費:永年無料
  • 審査の特徴:流通系カードのため、比較的柔軟な審査基準

おすすめポイント

  • 店舗で直接相談できる安心感
  • 55歳以上の特典が充実
  • 家族カードも発行しやすい

JCB CARD S

  • 申込年齢上限:80歳
  • 年金受給者:申込可能
  • 年会費:永年無料
  • 審査の特徴:国内大手ブランドの信頼性

おすすめポイント

  • 国内での加盟店数が多い
  • 旅行傷害保険が付帯
  • カスタマーサポートが充実

dカード

  • 申込年齢上限:80歳
  • 年金受給者:申込可能
  • 年会費:永年無料
  • 審査の特徴:通信系カードで審査が比較的スムーズ

おすすめポイント

  • ドコモユーザーなら特に有利
  • 基本還元率1.0%
  • 使い道が豊富なdポイント

審査通過のためのポイント

年金受給者が審査に通りやすくするための具体的なアドバイスをご紹介します。

申込前の準備

準備項目詳細
信用情報の確認過去の延滞や未払いがないか確認
他社借入の整理不要なローンは完済しておく
キャッシング枠希望しない、または最小限に設定
正確な情報入力年金額を正確に記入する

申込時のコツ

  1. キャッシング枠を「0円」に設定
    • キャッシング機能を希望しないことで、審査のハードルが下がります
  2. 利用限度額を低めに設定
    • 最初は低めの限度額で申し込む方が審査に通りやすい
  3. 一度に複数のカードに申し込まない
    • 短期間に複数申し込むと「申込ブラック」となり審査に不利
  4. 既存のカード会社で実績を作る
    • 銀行のキャッシュカード一体型などから始めるのも一つの方法

審査に落ちた場合の対処法

万が一審査に落ちてしまった場合でも、諦める必要はありません。

次に取るべきステップ

  1. 6ヶ月間待ってから再申込(申込履歴は6ヶ月で消える)
  2. 別のカード会社に申し込む
  3. 家族カードの検討(配偶者や子供の本会員カードに付帯)
  4. デビットカードやプリペイドカードの利用

家族カードという選択肢

家族カードは、本会員の信用情報で審査されるため、年金受給者でも持ちやすい選択肢です。

メリット

  • 審査が本会員の信用情報に基づく
  • 年会費が無料または格安
  • ポイントが合算できる

注意点

  • 本会員の同意が必要
  • 利用限度額は本会員と共有
  • 利用明細は本会員にも見える

審査が不安な方へのアドバイス

審査に不安がある方は、まずは以下の順序で検討することをおすすめします。

  1. デビットカードから始める(審査なし)
  2. 流通系カードを申し込む(イオンカードなど)
  3. 通信系カードを申し込む(dカードなど)
  4. 銀行系カードを検討する(三井住友カードなど)

この順序で進めることで、無理なくクレジットカードを持つことができます。


2枚持ちのメリット・注意点

クレジットカードを2枚持つことで、より便利でお得な使い方ができます。ここでは、2枚持ちのメリットと注意点、そして上手な使い分け方法をご紹介します。

2枚持ちのメリット

1. 利用シーンに応じた使い分けができる

それぞれのカードの強みを活かすことで、最大限のメリットを享受できます。

使い分けの例

  • メインカード(楽天カード):ネットショッピング、日常の買い物
  • サブカード(イオンカード):イオンでの買い物、特売日の利用

2. トラブル時のバックアップになる

1枚のカードが使えなくなった場合でも、もう1枚あれば安心です。

想定されるトラブル

  • 磁気不良で読み取れない
  • 紛失や盗難
  • カード会社のシステム障害
  • 利用限度額到達

3. ポイントを効率的に貯められる

各カードの高還元率の場面で使い分けることで、ポイントを最大化できます。

利用場所使うカード還元率
楽天市場楽天カード3.0%
イオンイオンカード1.0%(特売日は5%OFF)
コンビニdカード1.0%
その他基本還元率の高いカード1.0%

4. 付帯サービスを複数享受できる

異なる特典や保険が付帯したカードを持つことで、より手厚いサービスを受けられます。

組み合わせ例

  • カードA:国内旅行保険付帯
  • カードB:海外旅行保険付帯 → 国内外の旅行に安心

2枚持ちの注意点

1. 管理が複雑になる

複数のカードを持つと、以下のような管理の手間が増えます。

管理すべき項目

  • 利用明細の確認(各カードごと)
  • 支払日の把握(カードによって異なる)
  • ポイントの有効期限管理
  • 年会費の支払い時期

対策

  • カード管理アプリを活用する
  • 各カードの支払日をカレンダーに登録
  • ポイントはこまめに確認・使用する

2. 使い分けルールを明確にする

どのカードをどこで使うか、ルールを決めておかないと混乱します。

おすすめのルール作り

  • 固定費(光熱費・通信費)→ メインカード
  • スーパーでの買い物 → サブカード(優待のあるカード)
  • ネットショッピング → 還元率の高いカード

3. 不正利用のリスク管理

カードの枚数が増えると、不正利用に気づきにくくなる可能性があります。

対策

  • 利用通知をONにする
  • 月に一度は全カードの明細を確認
  • 使わないカードは自宅で保管

60代におすすめの2枚持ち組み合わせ

ライフスタイル別におすすめの組み合わせをご紹介します。

パターン1:ネットと実店舗の使い分け

  • メイン:楽天カード(ネットショッピング用)
  • サブ:イオンカード(スーパーでの買い物用)

メリット

  • オンラインとオフラインで最高の還元率
  • それぞれの優待を最大限活用

パターン2:セキュリティ重視

  • メイン:三井住友カード(NL)(普段使い)
  • サブ:JCB CARD S(旅行用・バックアップ)

メリット

  • ナンバーレスで安全性が高い
  • 旅行保険も万全

パターン3:優待重視

  • メイン:イオンカード(日常の買い物)
  • サブ:エポスカード(外食・レジャー)

メリット

  • 日常と娯楽でそれぞれ優待
  • どちらも年会費無料

家計管理のコツ

2枚持ちでも家計管理を簡単にするコツをご紹介します。

管理方法1:用途別に完全に分ける

  • カードA:固定費専用(光熱費、通信費など)
  • カードB:変動費専用(食費、日用品など)

メリット

  • 何にいくら使ったか一目瞭然
  • 家計簿をつける手間が削減

管理方法2:メインとサブを明確にする

  • メインカード:基本的にすべてこれで支払う
  • サブカード:特定の店舗・サービスのみ

メリット

  • ポイントが分散しない
  • 管理がシンプル

管理方法3:アプリでの一元管理

家計簿アプリや各カード会社のアプリを活用することで、複数カードの管理が楽になります。

おすすめアプリの特徴

  • 複数のカードを一括管理
  • 支出のカテゴリ分け
  • グラフで支出を可視化
  • 予算設定と警告機能

2枚持ちで気をつけること

使いすぎに注意

カードが複数あると、つい使いすぎてしまう危険性があります。

対策

  • 月の利用上限を自分で設定
  • 毎週、利用額をチェック
  • リボ払いは絶対に使わない

年会費の総額を確認

2枚とも年会費無料が理想ですが、有料カードの場合は合計金額を意識しましょう。

解約のタイミング

使わなくなったカードは、早めに解約することも検討しましょう。ただし、長期間利用しているカードは信用情報にプラスになるため、慎重に判断してください。


60代におすすめのクレジットカード比較表

ここまでご紹介したカードを一覧表で比較します。自分に合ったカードを見つける参考にしてください。

総合比較表

カード名年会費基本還元率申込年齢上限セキュリティサポート主な特典おすすめ度
楽天カード永年無料1.0%69歳★★★★☆★★★★★楽天市場で高還元★★★★★
イオンカード永年無料0.5%80歳★★★☆☆★★★★★G.G感謝デー★★★★★
三井住友カード(NL)永年無料0.5%79歳★★★★★★★★★☆ナンバーレス★★★★☆
dカード永年無料1.0%80歳★★★★☆★★★★☆ドコモ特典★★★★☆
JCB CARD S永年無料1.0%80歳★★★★☆★★★★☆旅行保険付帯★★★★☆
エポスカード永年無料0.5%★★★★☆★★★★☆優待店舗多数★★★★☆

用途別おすすめカード

ネットショッピング中心の方

カード名主要ネットモール還元率追加特典
楽天カード楽天市場最大3.0%楽天ポイント
dカードd払い対応サイト1.5-2.0%dポイント

スーパーでの買い物が多い方

カード名対象店舗特典内容特典日
イオンカードイオン・マックスバリュ5%OFF毎月20・30日
イオンカード(55歳以上)イオン系列5%OFF毎月15日(G.G感謝デー)

旅行が好きな方

カード名旅行保険特典内容年会費
JCB CARD S国内外旅行傷害保険付帯無料
大人の休日倶楽部ジパングカードJRきっぷ最大30%OFF4,364円
エポスカード海外のみ自動付帯無料

セキュリティ重視の方

カード名セキュリティ機能補償内容通知機能
三井住友カード(NL)ナンバーレス不正利用補償即時通知
楽天カード不正検知システム盗難補償メール通知

年齢別おすすめカード

60代前半(60-64歳)の方

すべてのカードが申込可能です。ポイント還元率や特典を重視して選びましょう。

おすすめTOP3

  1. 楽天カード(還元率重視)
  2. イオンカード(実店舗優待重視)
  3. 三井住友カード(NL)(セキュリティ重視)

60代後半(65-69歳)の方

申込年齢制限に注意が必要です。

おすすめTOP3

  1. イオンカード(80歳まで申込可)
  2. 大人の休日倶楽部ジパングカード(65歳以上の特典)
  3. dカード(80歳まで申込可)

70代以上の方

申込年齢上限が80歳のカードを中心に選びましょう。

おすすめTOP3

  1. イオンカード(店舗サポートあり)
  2. JCB CARD S(信頼のブランド)
  3. dカード(使いやすさ重視)

ポイント還元率で選ぶ

高還元率カード比較

カード名基本還元率最大還元率高還元の条件
楽天カード1.0%3.0%楽天市場での買い物
dカード1.0%2.0%d払い・特約店利用
JCB CARD S1.0%1.0%通常利用
イオンカード0.5%1.0%イオン系列店舗
三井住友カード(NL)0.5%7.0%対象店舗でタッチ決済

年会費で選ぶ

完全無料カード

今回ご紹介したカードは、基本的にすべて年会費永年無料です。これにより、維持コストを気にせずに利用できます。

条件付き無料・有料カード

カード名年会費条件元を取る目安
大人の休日倶楽部ジパングカード4,364円なしJR利用年2-3回
アメックス・グリーン月1,100円なし旅行年2回以上

サポート体制で選ぶ

サポート充実度比較

カード名電話サポート店舗窓口チャットアプリ
イオンカード
楽天カード×
三井住友カード(NL)
dカード×
JCB CARD S

◎:非常に充実、○:充実、△:普通、×:なし


よくある質問(FAQ)

60代の方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1. 年金だけの収入でもクレジットカードは作れますか?

A. はい、作れます

多くのカード会社では、年金を正式な収入として認めています。申込フォームに「年金受給者」という選択肢があるカードを選びましょう。

おすすめカード

  • イオンカード(80歳まで申込可)
  • dカード(80歳まで申込可)
  • JCB CARD S(80歳まで申込可)

ポイント

  • 年金額を正確に記入する
  • キャッシング枠は「0円」に設定
  • 過去の延滞がないことを確認

Q2. 何歳まで新規でクレジットカードを作れますか?

A. カード会社によって異なりますが、80歳まで申込可能なカードもあります。

年齢上限の例

  • 楽天カード:69歳
  • 三井住友カード(NL):79歳
  • イオンカード:80歳
  • dカード:80歳
  • JCB CARD S:80歳

注意点

  • 年齢制限は変更される場合があります
  • 申込前に公式サイトで最新情報を確認しましょう

Q3. クレジットカードの審査で見られるポイントは?

A. 年齢よりも信用情報が重視されます。

主な審査項目

  1. 過去の延滞歴
  2. 現在の借入状況
  3. クレジットカード利用履歴
  4. 安定した収入(年金を含む)
  5. 居住状況(持ち家か賃貸か)

審査に通りやすくする方法

  • 過去の延滞を解消しておく
  • 不要なローンは完済する
  • 複数のカードに同時申込しない

Q4. ポイントの有効期限が心配です。どうすればいいですか?

A. 有効期限のないポイントや、有効期限の長いカードを選びましょう。

ポイント有効期限の例

  • 楽天ポイント:最後にポイント獲得から1年間(実質無期限)
  • イオンポイント:1-2年間
  • dポイント:獲得月から48ヶ月
  • 永久不滅ポイント(セゾンカード):無期限

対策

  • 定期的にポイント残高を確認
  • ポイントはこまめに使用する
  • 有効期限の通知設定をONにする

Q5. カードの不正利用が心配です。対策はありますか?

A. 複数の対策があります。

基本的なセキュリティ対策

  1. 利用通知をONにする
    • 使うたびにメールやアプリで通知
  2. ナンバーレスカードを選ぶ
    • 三井住友カード(NL)など
  3. 定期的に明細を確認
    • 月に一度は必ずチェック
  4. 本人認証サービスを設定
    • 3Dセキュア対応のカードを選ぶ

万が一の対策

  • カード会社の緊急連絡先を控えておく
  • 不審な利用はすぐに報告
  • 補償制度の内容を確認

Q6. 家族カードと本会員カード、どちらがいいですか?

A. 状況によって異なります。

本会員カードのメリット

  • 自分名義のカードが持てる
  • 利用限度額が独立している
  • 自分でポイントを管理できる

家族カードのメリット

  • 審査が本会員の信用情報で行われる
  • 年会費が無料または格安
  • ポイントが合算できる

おすすめの選び方

  • 自分の名義でカードを持ちたい → 本会員カード
  • 審査に不安がある → 家族カード
  • 夫婦でポイントを貯めたい → 家族カード

Q7. 複数のカードを持つべきですか?それとも1枚で十分ですか?

A. 2枚持ちがおすすめです。

2枚持ちのメリット

  • バックアップになる
  • 使い分けでポイントを最大化
  • それぞれの特典を活用できる

おすすめの組み合わせ

  • メインカード(楽天カード)+サブカード(イオンカード)
  • 普段使い(三井住友カード)+旅行用(JCB CARD S)

注意点

  • 管理できる範囲で持つ(2-3枚が理想)
  • 使わないカードは解約も検討

Q8. リボ払いは使った方がいいですか?

A. 基本的におすすめしません。

リボ払いをおすすめしない理由

  • 手数料(金利)が非常に高い(年15-18%)
  • 支払い総額が大幅に増える
  • 完済までに時間がかかる

推奨する支払い方法

  1. 一括払い(手数料なし)
  2. 2回払い(手数料なし)
  3. ボーナス一括払い(手数料なし)

注意点

  • カード申込時に「自動リボ払い設定」がないか確認
  • 気づかないうちにリボ払いになっていることも

Q9. カードを紛失したらどうすればいいですか?

A. すぐにカード会社に連絡して利用停止してください。

紛失時の手順

  1. カード会社に連絡(24時間対応の緊急連絡先)
  2. 警察に届け出(受理番号を控える)
  3. 不正利用の有無を確認
  4. 再発行手続き

事前の準備

  • カード会社の緊急連絡先を控えておく
  • カード番号をメモ(安全な場所に保管)
  • カードのコピーは取らない(悪用の恐れ)

補償について

  • ほとんどのカードに盗難補償が付帯
  • 届出から60日前まで遡って補償されることが多い
  • 故意や重過失がある場合は補償されない

Q10. スマートフォンがなくてもクレジットカードは使えますか?

A. はい、使えます。

スマートフォンがなくても、クレジットカードの基本的な機能は問題なく利用できます。

スマホなしでできること

  • 店舗での支払い
  • ネットショッピング
  • 公共料金の支払い
  • 郵送される利用明細の確認

スマホがあると便利な機能

  • リアルタイムの利用通知
  • Web明細の即時確認
  • ポイント残高の確認
  • アプリでの家計管理

おすすめの方法

  • 自宅のパソコンでWeb明細を確認
  • 郵送明細に切り替える(有料の場合あり)
  • 電話でのサポートを活用

まとめ

60代のクレジットカード選びは、コストパフォーマンスと安全性を重視することが大切です。この記事で紹介した内容をもとに、自分の生活スタイルに合ったカードを見つけましょう。

60代のカード選びで押さえるべきポイント

1. 年会費無料を基本に 無駄なコストを抑え、長く使い続けられるカードを選びましょう。特典で年会費の元が取れる場合は、有料カードも検討の価値があります。

2. 普段使いでお得なカードを よく利用する店舗やサービスで高還元率・優待があるカードを選ぶことで、日々の生活がより豊かになります。

3. 安全性とサポート体制を確認 セキュリティ機能が充実し、困ったときにすぐ相談できるサポート体制があるカードが安心です。

4. 審査に不安があっても諦めない 年金収入でも申込可能なカードは多数あります。申込年齢上限が高いカードや、流通系カードから検討しましょう。

目的別おすすめカードまとめ

ネットショッピングが多い方 → 楽天カード(楽天市場で最大3%還元)

スーパーでの買い物が中心の方 → イオンカード(55歳以上はG.G感謝デーで5%OFF)

セキュリティを最重視する方 → 三井住友カード(NL)(ナンバーレスで安心)

ドコモユーザーの方 → dカード(携帯料金支払いでポイント)

旅行が好きな方 → JCB CARD S(旅行傷害保険付帯)、大人の休日倶楽部ジパングカード(JR割引)

幅広い優待を求める方 → エポスカード(全国1万以上の優待店舗)

最後に

クレジットカードは、60代の生活をより便利で豊かにする強力なツールです。現金を持ち歩くリスクを減らし、ポイントで節約し、家計管理を効率化できます。

この記事で紹介した選び方のポイントとおすすめカードを参考に、あなたにぴったりの一枚を見つけてください。

カード選びの第一歩

  1. 自分の生活スタイルを振り返る
  2. よく使う店舗やサービスを書き出す
  3. 年会費・還元率・安全性・サポートの優先順位をつける
  4. この記事の比較表を参考に候補を絞る
  5. 公式サイトで最新情報を確認して申し込む

60代は、これまでの人生経験を活かし、賢くお得にクレジットカードを活用できる世代です。安心して、あなたに最適なカードを選び、より快適な毎日を送りましょう。


最終チェックリスト

カードを申し込む前に、以下を確認しましょう。

□ 年会費は永年無料か、またはコストに見合うか □ よく使う店舗での還元率や優待があるか □ セキュリティ機能は充実しているか □ サポート体制(電話・店舗・アプリ)は整っているか □ 申込年齢制限に該当しているか □ 年金収入でも申込可能か □ 家族カードの必要性はあるか □ 2枚目のカードとしての相性は良いか

このチェックリストを活用して、後悔のないカード選びを実現してください。

あなたの60代が、より充実した素晴らしいものになりますように。