クレジットカード36回払いは損?手数料・おすすめカード・注意点を徹底比較

リード文

「クレジットカードの36回払いって、本当にお得なの?」そんな疑問を感じたことはありませんか?近年、家電やパソコン、家具などの高額商品を購入する際に”長期の分割払い”を選ぶ人が増えています。中でも36回払いは月々の支払額を抑えられる反面、「手数料が高くなるのでは?」という不安を持たれる方も多いのが現実です。

実際、36回払いは3年間かけて返済する長期の支払い方法であり、月々の負担は軽くなるものの、金利手数料によって総支払額が増加するというトレードオフがあります。「計画的に使えば便利だけど、仕組みを理解していないと損をする」——これが36回払いの本質です。

そこで本記事では、クレジットカード36回払いの仕組みから手数料の詳細、主要カード会社の比較、おすすめカード、賢い使い方や注意点まで、最新データをもとにわかりやすく解説します。最後まで読めば、あなたにとって最適な支払い方法とカード選びの基準が見えてくるはずです。

この記事でわかること

  • クレジットカード36回払いの基本的な仕組みと特徴
  • 主要カード会社の手数料比較と具体的なシミュレーション
  • 36回払いのメリット・デメリットと適切な利用シーン
  • 手数料を抑える賢い使い方と注意点
  • 36回払いに対応したおすすめクレジットカード

クレジットカード36回払いとは?

分割払いの基本仕組み

クレジットカードの「分割払い」とは、購入代金を複数回に分けて支払う方法です。一括払いや2回払いとは異なり、3回以上の分割払いには金利手数料が発生するのが一般的な特徴となります。

多くのカード会社では支払い回数を3回、6回、12回、24回、36回といった形で自由に選択できます。その中で36回払いは最長クラスの分割回数にあたり、3年間(36ヶ月)かけて返済することが可能です。

分割払いの主な特徴

  • 特徴1:月々の支払いが小さく済む
    購入金額を36等分するため、高額商品でも月々の負担を大幅に軽減できます。例えば10万円の商品なら、手数料込みでも月々約3,400円程度の支払いで済みます。
  • 特徴2:支払い総額には金利手数料が加わる
    分割回数が多いほど金利負担が増えるため、トータルコストは一括払いよりも高くなります。
  • 特徴3:柔軟な支払いオプション
    一部カードでは「あとから分割」(購入後に分割回数を変更)や「ボーナス併用分割」(ボーナス月に多めに支払う)にも対応しており、ライフスタイルに合わせた返済計画が立てられます。

分割払いの仕組み(計算方法)

分割払いの月々の支払額は、以下の式で算出されます。

月々の支払額 = (購入金額 + 分割手数料)÷ 支払回数

分割手数料は「実質年率」と「支払回数」によって決まり、カード会社ごとに異なります。例えば、実質年率15%で10万円を36回払いする場合、手数料は約24,000円となり、総支払額は約124,000円になります。


36回払いが利用できるカード会社の特徴

クレジットカード会社によって、分割払いの対応回数や手数料率は異なります。以下は主要カード会社の36回払いに関する特徴をまとめた表です。

カード会社名最大分割回数実質年率(目安)手数料率(100円あたり)特記事項
三井住友カード36回約14.82%約24.48円アプリで簡単に分割管理可能
JCBカード36回約15.0%約24.80円Oki Dokiポイントが貯まる
エポスカード36回18.0%約30.15円マルイでの優待が充実
楽天カード36回15.0%前後約24円前後楽天ポイント還元率が高い
イオンカード36回13.8〜15.0%約23〜25円イオングループでお得
PayPayカード36回約15%約24円前後PayPay連携で管理しやすい

※手数料は100円あたりの分割手数料を換算した目安です。実際の金額は購入金額や加盟店により異なる場合があります。

カード会社選びのポイント

  1. 実質年率の低さ
    手数料負担を抑えるには、実質年率が低いカード会社を選ぶことが重要です。上記の表では、イオンカードが比較的低金利で利用できます。
  2. ポイント還元率
    分割払いでもポイントが貯まるカードを選べば、実質的な負担を軽減できます。楽天カードや三井住友カード(NL)は還元率が高くおすすめです。
  3. 付帯サービス
    「あとから分割」機能や、繰り上げ返済の柔軟性なども確認しておくと安心です。

36回払いとリボ払いの違い

「分割払い」と「リボ払い」は混同されがちですが、実は全く異なる支払い方法です。以下の比較表で違いを明確にしましょう。

比較項目分割払い(36回)リボ払い
毎月の支払い金額回数と金利に応じて変動利用残高に関係なく固定額
総支払額利息は回数分で固定計算される利用が続く限り利息が継続発生
返済期間回数で明確に定まる(36ヶ月)元金を完済するまで不明確
利息の透明性事前に総額がわかる残高次第で変動するため不透明
向いている人高額商品を計画的に返したい人月々の支払い額を一定にしたい人
リスク長期返済による信用リスク利息が膨らみやすく返済が長期化

なぜ分割払いの方が安全なのか?

分割払いは**「完済日が決まっている」**ため、計画的な返済をしたい人に適しています。一方、リボ払いは毎月の支払額が固定されているため一見便利に見えますが、利用残高が増えるほど利息も増加し、いつまでも返済が終わらないという落とし穴があります。特に36回払いのような長期分割を選ぶ場合は、「いつ完済できるか」が明確な分割払いの方が、家計管理の面でも安心です。


36回払いの手数料を徹底比較

クレジットカードの36回払いを利用する際、最も気になるのが「手数料」です。ここでは主要カード会社の手数料を詳しく比較し、実際のシミュレーションを通じて具体的な金額を確認していきます。

主要カード会社の実質年率・手数料一覧

以下は、主要クレジットカード会社の36回払いにおける実質年率と手数料の比較表です。

カード会社実質年率(%)支払回数手数料(100円あたり)10万円の手数料目安
三井住友カード14.8236回24.48円約24,480円
エポスカード18.0036回30.15円約30,150円
JCBカード15.0036回24.80円約24,800円
楽天カード14.8036回24.4円約24,400円
イオンカード13.8〜15.036回約23〜25円約23,000〜25,000円
PayPayカード約15.036回約24円約24,000円

手数料比較のポイント

  1. イオンカードが最も低金利
    実質年率13.8%〜15.0%と、主要カードの中では最も手数料負担が少ない設定です。
  2. エポスカードは手数料が高め
    実質年率18.0%と他社より高いため、長期分割には注意が必要です。ただし、マルイでの優待などの付帯サービスが充実しています。
  3. 大手カードは14〜15%が標準
    三井住友カード、JCBカード、楽天カードなどは、実質年率14〜15%台が一般的です。

シミュレーション例:10万円を36回払いした場合の総支払額

実際に10万円の商品を36回払いで購入した場合の支払いシミュレーションを見てみましょう。

三井住友カードの場合(実質年率14.82%)

項目金額
購入金額100,000円
分割手数料約24,480円
支払総額約124,480円
月々の支払い約3,457円

楽天カードの場合(実質年率14.80%)

項目金額
購入金額100,000円
分割手数料約24,400円
支払総額約124,400円
月々の支払い約3,455円

エポスカードの場合(実質年率18.00%)

項目金額
購入金額100,000円
分割手数料約30,150円
支払総額約130,150円
月々の支払い約3,615円

シミュレーションから見える傾向

  • 同じ10万円の商品でも、カード会社によって手数料に約6,000円の差が生じます
  • 月々の支払額は3,400円〜3,600円程度と、一見大きな差はありませんが、総額では無視できない金額になります
  • 実質年率が1%違うだけで、3年間では数千円の差が出ることを理解しておきましょう

金利に影響する要素(回数・カード会社)

クレジットカードの分割払いにおける金利負担は、以下の3つの要素に影響を受けます。

1. 分割回数

分割回数が多いほど、金利負担が増えます。以下は同じ10万円の商品を異なる回数で分割した場合の手数料比較です(三井住友カード、実質年率14.82%の場合)。

分割回数月々の支払額手数料総額支払総額
12回約8,900円約6,800円約106,800円
24回約4,750円約13,500円約113,500円
36回約3,457円約24,480円約124,480円

ポイント: 分割回数を12回から36回に増やすと、手数料が約3.6倍に膨らみます。

2. カード会社の実質年率

カード会社ごとに設定されている実質年率によって、同じ購入金額・同じ回数でも手数料が変わります。

  • 低金利カード(13〜14%台): イオンカード、楽天カード
  • 標準金利カード(15%台): 三井住友カード、JCBカード、PayPayカード
  • 高金利カード(18%): エポスカード

3. キャンペーンや特典の有無

一部のカード会社や加盟店では、**期間限定で「分割手数料無料キャンペーン」**を実施していることがあります。

  • 家電量販店: ヨドバシカメラ、ビックカメラなどで「36回まで金利0%」
  • カード会社キャンペーン: 楽天カードやイオンカードが定期的に実施
  • ボーナス併用: ボーナス月に多く支払うことで、通常月の金利負担を軽減

これらのキャンペーンを活用すれば、実質的に手数料負担をゼロにすることも可能です。


36回払いのメリット

クレジットカードの36回払いには、計画的に利用することで得られる多くのメリットがあります。ここでは具体的な利点を詳しく解説します。

1. 毎月の支払い負担を大幅に軽減できる

36回払いの最大のメリットは、月々の支払額を大幅に抑えられることです。

具体例:20万円のノートパソコンを購入する場合

支払方法月々の支払額総支払額(手数料込み)
一括払い200,000円200,000円
12回払い約17,800円約213,600円
24回払い約9,500円約227,000円
36回払い約6,914円約248,960円

※三井住友カード(実質年率14.82%)で計算

一括払いなら20万円を一度に支払う必要がありますが、36回払いなら月々約7,000円で済みます。これは、高額商品を購入したいけれど一度に大金を用意できない人にとって、非常に助かる仕組みです。

2. 高額商品の購入がしやすい

36回払いを活用すれば、通常は手が届かないような高額商品も購入しやすくなります。

おすすめの購入対象

  • 家電製品: 冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの生活必需品
  • パソコン・スマートフォン: 仕事や勉強に必要な高性能機器
  • 家具・インテリア: ソファ、ベッド、ダイニングテーブル
  • 教育費: 資格取得のための講座費用、オンライン学習教材
  • 医療費: 歯科治療(インプラント、矯正)など保険適用外の治療

特に、生活に必要不可欠なものや、将来への投資となる商品については、36回払いを活用することで無理なく購入できます。

3. 返済計画が立てやすい

分割払いは「何回払い」と回数が決まっているため、完済日が明確です。これにより、長期的な家計管理がしやすくなります。

リボ払いとの比較

項目36回払いリボ払い
完済日36ヶ月後と明確不明確(残高次第)
月々の支払額固定(回数で決まる)固定額だが元金が減りにくい
総支払額事前に計算可能利用状況で変動
計画性立てやすい立てにくい

36回払いなら「3年後には完済できる」という見通しが立つため、次の大きな買い物の計画も立てやすくなります。

4. ボーナス併用で柔軟な支払いが可能

多くのカード会社では、ボーナス併用分割払いにも対応しています。これは、通常の月々の支払いに加えて、ボーナス月(夏・冬)に多めに支払う方法です。

ボーナス併用のメリット

  • 通常月の支払額をさらに抑えられる
  • ボーナス月に多く返済することで、元金が早く減り手数料を節約できる
  • 収入が多い月に合わせて返済できるため、無理がない

具体例:10万円を36回+ボーナス併用で支払う場合

  • 通常月: 2,000円
  • ボーナス月(年2回): 15,000円

このように設定すれば、通常月の負担を最小限に抑えながら、ボーナスで確実に返済を進められます。


36回払いのデメリット・注意点

36回払いには多くのメリットがある一方で、理解しておくべきデメリットや注意点も存在します。ここでは、利用前に必ず確認すべきリスクを詳しく解説します。

1. 支払総額が増える

36回払いの最大のデメリットは、金利手数料によって支払総額が増えることです。

一括払いとの比較(10万円の商品の場合)

支払方法手数料総支払額増加額
一括払い0円100,000円
36回払い約24,480円約124,480円+24,480円

※三井住友カード(実質年率14.82%)で計算

このように、一括払いに比べて約24%も多く支払うことになります。「月々の負担が軽い」というメリットの裏には、このような金利コストが隠れていることを理解しておきましょう。

2. 長期返済による信用リスク

36回払いは3年間という長期にわたる返済です。その間に以下のようなリスクが生じる可能性があります。

主なリスク

  1. 収入減少のリスク
    転職、失業、病気などで収入が減った場合、返済が困難になる可能性があります。
  2. 延滞のリスク
    うっかり支払いを忘れたり、口座残高不足で引き落としができないと、遅延損害金が発生します。また、信用情報機関に延滞記録が残ると、今後のローンやクレジットカード審査に悪影響を及ぼします。
  3. 追加利用による多重債務
    36回払い中に別の高額商品を分割払いで購入すると、複数の返済が重なり家計を圧迫する恐れがあります。

延滞した場合の影響

  • 遅延損害金: 年率14〜20%程度の高い利率が適用される
  • 信用情報への記録: 61日以上の延滞で「異動情報」として記録され、いわゆる「ブラックリスト」状態になる
  • カード利用停止: 延滞が続くとカードが使えなくなる
  • 強制解約: 最悪の場合、カード契約が解除される

3. 利用可能枠の圧迫

クレジットカードには「利用可能枠(限度額)」があり、分割払いを利用するとその枠が一時的に圧迫されます。

具体例

  • カード限度額: 50万円
  • 36回払いで購入: 20万円
  • 残りの利用可能額: 30万円

36回払いの返済中は、毎月少しずつしか利用可能枠が回復しないため、急な出費や新たな高額商品の購入が難しくなる可能性があります。

特に、複数の分割払いを同時進行すると、利用可能枠がほとんどなくなってしまうこともあるため注意が必要です。

4. 途中解約・一括返済の手続きが必要

「ボーナスが入ったから一括で返済したい」と思っても、自動的には処理されません。カード会社に連絡して繰り上げ返済の手続きを行う必要があります。

繰り上げ返済の注意点

  • 手続きが必要: 自動引き落としでは繰り上げ返済できないため、カード会社に電話やWebで申し込む
  • 未経過利息の計算: 繰り上げ返済した場合、残りの期間分の利息がどのように計算されるかはカード会社により異なる
  • 手数料が発生する場合も: 一部のカードでは繰り上げ返済に手数料がかかることがある

36回払いがおすすめのケース

クレジットカードの36回払いは、すべての買い物に適しているわけではありません。ここでは、36回払いが特に有効な具体的なケースを紹介します。

1. 高額な家電・スマートフォン・PC・家具を購入するとき

生活に必要な高額商品を購入する際、36回払いは非常に有効な選択肢です。

おすすめの商品例

商品カテゴリ価格帯36回払い時の月額目安
冷蔵庫15万円約5,200円
ノートパソコン20万円約6,900円
ソファ10万円約3,500円
エアコン12万円約4,200円
iPhone(最新モデル)15万円約5,200円

※三井住友カード(実質年率14.82%)で計算

これらの商品は生活の質を向上させる投資であり、長く使うものなので、分割払いで購入しても十分に価値があります。

2. 一時的な出費増で月々の負担を抑えたいとき

以下のような状況では、一時的に家計が圧迫されるため、36回払いが助けになります。

  • 引っ越し費用や新生活準備: 家具、家電をまとめて購入する必要がある
  • 子どもの進学: 学習机、パソコン、制服など一度に多くの出費が発生
  • 医療費: 保険適用外の治療(歯科矯正、レーシックなど)
  • 冠婚葬祭: 予期せぬ出費で一時的に資金が不足

こうした場合、一括払いで家計を圧迫するよりも、36回払いで負担を分散する方が賢明です。

3. 金利0%キャンペーンを実施中のとき

分割手数料が無料になるキャンペーンを利用できる場合、36回払いは非常にお得です。

キャンペーンが多い場所

  1. 家電量販店
    • ヨドバシカメラ:「36回まで分割手数料無料」キャンペーンを定期開催
    • ビックカメラ:特定期間に金利0%キャンペーン
    • ヤマダデンキ:オリコカード提携で金利負担なし
  2. ECサイト
    • 楽天市場:楽天カード利用で期間限定キャンペーン
    • Amazon:特定商品で分割手数料無料
  3. カード会社独自のキャンペーン
    • イオンカード:イオングループでの買い物が対象
    • ライフカード:定期的に「あとから分割手数料無料」を実施

重要ポイント: キャンペーンを活用すれば、手数料ゼロで36回払いのメリットだけを享受できます。高額商品を購入する際は、必ずキャンペーン情報を確認しましょう。

4. ボーナス併用で支払いをアレンジしたいとき

「通常月は少額に抑え、ボーナス月に多く返済したい」という人には、ボーナス併用分割払いが最適です。

ボーナス併用のメリット

  • 通常月の家計負担を最小限にできる
  • 収入が多い月に合わせて返済できる
  • 元金を早く減らせるため、手数料も節約できる

活用例:20万円の商品をボーナス併用36回払いで購入

  • 通常月(34回): 月3,000円
  • ボーナス月(年2回×3年=6回): 1回15,000円

このように設定すれば、月々の負担を抑えつつ、ボーナスで確実に返済を進められます。


36回払いできるおすすめクレジットカード

ここでは、36回払いに対応しており、手数料やポイント還元率、特典の面で優れたクレジットカードを厳選して紹介します。

おすすめカード一覧表

カード名実質年率ポイント還元率年会費主な特徴
三井住友カード(NL)14.82%最大5.0%永年無料セブン-イレブン・ローソンで高還元、アプリで返済管理が容易
楽天カード約15%1.0%〜(楽天市場で3.0%〜)永年無料36回払い対応、楽天ポイントが貯まりやすい

各カードの詳細解説

1. 三井住友カード(NL)

おすすめポイント

  • コンビニ・マクドナルドで最大5%還元
  • ナンバーレスで安全性が高い
  • 専用アプリで分割払いの管理が簡単
  • 実質年率14.82%と標準的
こんな人におすすめ

普段からコンビニをよく利用し、スマホアプリで返済管理をしたい人

2. 楽天カード

おすすめポイント

  • 楽天市場での買い物で常時3%以上のポイント還元
  • 定期的に分割手数料無料キャンペーンを実施
  • 楽天ポイントが貯まりやすく使いやすい
こんな人におすすめ

楽天経済圏をよく利用する人、キャンペーンを活用したい人

3. イオンカード

おすすめポイント

  • 実質年率13.8%〜と主要カードで最も低金利
  • イオングループで毎月20・30日は5%オフ
  • 家電量販店とのキャンペーンが豊富
こんな人におすすめ

手数料を最小限に抑えたい人、イオンでよく買い物する人

4. PayPayカード

おすすめポイント

  • PayPayアプリと連携して管理しやすい
  • Yahoo!ショッピングで高還元率
  • スマホ決済メインの人に最適
こんな人におすすめ

PayPayをよく使う人、Yahoo!ショッピングで買い物する人

5. ライフカード

おすすめポイント

  • 「あとから分割」機能で購入後も回数変更可能
  • 誕生月はポイント3倍
  • 分割手数料無料キャンペーンの頻度が高い
こんな人におすすめ

柔軟な支払い方法を求める人、キャンペーンをこまめにチェックできる人


手数料を抑える賢い使い方

36回払いを利用する際、少しの工夫で手数料負担を大幅に減らすことができます。ここでは実践的なテクニックを紹介します。

1. 分割無料キャンペーンを活用する

最も効果的な方法は、分割手数料が無料になるキャンペーンを利用することです。

キャンペーン情報の探し方

  • 家電量販店の公式サイトやメルマガをチェック
  • カード会社の会員ページで定期的にキャンペーン情報を確認
  • 大型連休(GW、年末年始)前後は特にキャンペーンが多い

主なキャンペーン実施店

  • ヨドバシカメラ・ビックカメラ: 定期的に「36回まで金利0%」
  • ジャパネットたかた: 分割手数料負担キャンペーン
  • 楽天市場: 楽天カード限定で分割手数料無料イベント

2. ボーナス併用支払いで節約

ボーナス月に多めに支払うことで、元金が早く減り手数料を節約できます。

効果の比較(20万円の商品の場合)

支払方法手数料総額節約額
通常36回払い約49,000円
ボーナス併用(年2回×3万円)約38,000円約11,000円

ボーナス月に多く返済することで、利息計算の元本が減るため手数料が安くなります。

3. 繰り上げ返済・一括変更を活用

まとまったお金が入った時は、積極的に繰り上げ返済を検討しましょう。

繰り上げ返済の方法

  1. カード会社に連絡: 電話またはWebサイトから申し込み
  2. 返済額の確認: 残債と未経過利息を確認
  3. 振込または口座引き落とし: 指定方法で返済

繰り上げ返済のメリット

  • 残り期間分の利息が減る
  • 利用可能枠が早く回復する
  • 精神的な負担が軽くなる

4. 低金利カードを選ぶ

カード選びの段階で、実質年率の低いカードを選ぶことが基本です。

おすすめ

  • イオンカード(13.8%〜)
  • 楽天カード(14.8%)
  • 三井住友カード(14.82%)

実質年率が1〜2%違うだけで、3年間では数千円の差が生まれます。


よくある質問(FAQ)

Q1. 36回払いとリボ払いの違いは?

A1. 36回払いは回数が固定されており、完済日が明確です。リボ払いは毎月の支払額が固定されていますが、返済期間が不明確で利息が膨らみやすいという違いがあります。計画的な返済には36回払いの方が適しています。

Q2. 途中で一括返済できる?

A2. はい、可能です。カード会社に連絡して繰り上げ返済の手続きを行えば、残債を一括で返済できます。その場合、残り期間分の利息が減額されるため、総支払額を抑えられます。

Q3. 分割払いは信用情報に影響する?

A3. 計画的に返済していれば問題ありません。むしろ、定期的な返済実績は信用情報にプラスに働きます。ただし、延滞や遅延があると信用情報機関に記録され、将来のローンやカード審査に悪影響を及ぼす可能性があります。

Q4. 36回払いの審査は厳しい?

A4. 通常のカード審査に通っていれば、36回払いも利用できます。ただし、利用可能枠(限度額)内での利用に限られるため、高額商品を購入する際は事前に利用可能額を確認しましょう。

Q5. 複数の36回払いを同時に利用できる?

A5. 利用可能枠の範囲内であれば可能です。ただし、複数の分割払いを同時進行すると毎月の返済額が膨らみ、家計を圧迫する恐れがあります。慎重な計画が必要です。


まとめ

クレジットカードの36回払いは、月々の支払い負担を抑えながら高額商品を購入できる便利な仕組みです。しかし、その裏には「手数料負担」「長期返済リスク」といった注意点も潜んでいます。

36回払い利用の鉄則

  1. 手数料を比較する
    実質年率が低いカード(イオンカード、楽天カードなど)を選び、可能であれば分割手数料無料キャンペーンを活用しましょう。
  2. 無理のない返済計画を立てる
    3年間という長期返済になるため、収入の変動や他の出費も考慮し、延滞リスクを防ぐことが重要です。
  3. 完済までの見通しを持つ
    「いつ完済できるか」を明確にし、定期的に返済状況を確認しましょう。繰り上げ返済も積極的に検討してください。
  4. ポイント還元も意識する
    分割払いでもポイントが貯まるカードを選べば、実質的な負担を軽減できます。

高額な買い物は人生において避けられないものです。36回払いを正しく理解し、賢く活用することで、無理なく豊かな生活を実現しましょう。計画的な利用こそが、クレジットカードを味方につける最大の秘訣です。