監修:中井 聖(2026年9月26日に確認:三井住友カード(リボ払い・分割払いのページ)、楽天カード(リボ払い・キャッシング・分割払いのページとFAQ)、JCB(手数料率改定のお知らせ・2回払いFAQ・利用後分割払い)、イオンカード(リボ手数料FAQ・分割払いの案内)、エポスカード(リボFAQ・キャッシングの利息・分割払い)、dカード(分割払いの手数料率)、セゾンカード(分割払いFAQ)で実質年率と計算方法を確認)
クレジットカードの「金利」と呼ばれるものは、リボ払い・分割払いの手数料率とキャッシングの利率で、いずれも「実質年率」で表されます。上限は会社によらずおおむね年18.0%で、リボ払いは18.0%のカード会社が多く、分割払いは回数によって年10〜18%、キャッシングは年18.0%が中心です。この記事では、三井住友カード、楽天カード、JCB、イオンカード、エポスカード、dカードの公式ページに書かれている実質年率を並べ、手数料の計算例と、金利を払わずに済む方法をまとめます。
この記事の内容は、2026年9月26日に各カード会社の公式ページで編集部が確認しました。手数料率は改定されることがあります。JCBは2026年10月1日以降の新規利用分からスキップ払い・分割払い・リボ払いの実質年率を18.00%に改定すると発表しており、この記事は改定後の率で書いています。
先に結論:会社別の実質年率(公式ページの記載)
| カード会社 | リボ払い | 分割払い(3〜24回) | キャッシング |
|---|---|---|---|
| 三井住友カード | 入会時18.0%。入会後は所定の条件で9.8〜18.0%の優遇(カードの種類で異なる) | 14.70〜17.91%(3回2.46円〜24回19.68円/100円) | 公式ページで確認 |
| 楽天カード | 楽天ブラック・プレミアムは15.00%、その他のカードは17.64% | 利用時指定12.25〜15.00%、あとから分割17.64% | 18.0%(日割り) |
| JCB | 2026年10月1日以降18.00%(変更前8.04〜15.00%) | 2026年10月1日以降18.00%(変更前7.92〜15.00%) | 公式ページで確認 |
| イオンカード | 18.0%(締切日の利用残高に対して) | 10.05〜12.42%(24回13.44円/100円) | カードに設定された年率 |
| エポスカード | 18.0% | 18.0%(3〜36回) | 18.0%(日割り) |
| dカード | 公式ページで確認 | 12.00〜14.75%(24回16.08円/100円) | 公式ページで確認 |
「公式ページで確認」は、今回の確認で公式本文に率の記載を見つけられなかった項目です。表の分割払いの率は24回払いの記事で確認した公式の手数料表と同じです。2回払いは楽天カード・JCB・セゾンカードが手数料不要と明記しています。
実質年率とは何か、手数料はどう計算されるか
実質年率は、1年間借りたときの利息・手数料の割合です。楽天カードは「実質年率とは1年間(365日間)お借り入れいただいた場合の利率」で、借入利息は日割で計算すると説明しています。リボ払いも同じで、エポスカードの例では、4万円の買い物を月々3,000円のリボ払いにすると、利用締め日翌日から支払日までの31日分の手数料は40,000円×18.0%÷365日×31日=611円、支払額3,000円のうち元金に充てられるのは2,389円です。楽天カードは「お支払い月リボ手数料=お支払い前月末残高×実質年率÷12か月」と案内しています。
キャッシングも日割りです。エポスカードは元金残高×18.0%×据置日数÷365日で、3万円を3日で返せば利息44円、楽天カードは1万円を実質年率18.0%で30日借りた例を示しています。短期間で返せば利息は小さく、リボ払いで残高が減らないほど手数料は増え続けます。
会社ごとの注意点
- 三井住友カード:リボ払いの手数料率は入会時18.0%で、入会後に所定の条件を満たすと9.8〜18.0%の優遇手数料率になる場合があります。Oliveフレキシブルペイ、Amazon Mastercardなどカードの種類で率が異なります。リボ払い利用枠は0〜200万円、支払日は15日締め翌月10日か末日締め翌月26日です。
- 楽天カード:リボ払いの率は券種で違い、楽天ブラックカード・楽天プレミアムカードは15.00%、楽天カード・楽天PINKカードを含むその他は17.64%です。リボお支払いコースの金額以下の利用でもリボ手数料はかかります。
- JCB:2025年10月6日の発表で、2026年10月1日以降の新規利用分からスキップ払い・分割払い・リボ払い(登録型を含む)の実質年率を18.00%に改定します。2026年9月30日までの利用分は改定前の率です。
- イオンカード:ショッピングリボは締切日の利用残高に対して18.0%。新規利用の初回請求は、利用日にかかわらず締切日翌日から支払期日までの日割です。
- エポスカード:ショッピングリボ、分割払い、キャッシングとも18.0%で、手数料・利息は日割です。
金利を払わない、減らす方法
- 1回払いと2回払いを使う。1回払いに手数料はなく、2回払いも楽天カード・JCB・セゾンカードが手数料不要としています。
- 自動リボの設定を確認する。楽天カードの自動リボのように、1回払いと指定した利用分が自動的にリボ払いになる設定があります。設定していると1回払いのつもりでも手数料がかかります。
- 繰り上げ返済する。JCBはまとめ払い(繰上返済)で支払いを早めると手数料を抑えられると案内しています。三井住友カードにも臨時のお支払いがあります。
- キャッシングは短期で返す。利息は日割なので、返済日を早めるほど利息は減ります。
支払い方法ごとの仕組みは支払い方法の記事に、支払いが遅れたときに起こることは滞納1年の記事にまとめています。
よくある質問
クレジットカードの金利は法律で上限がありますか
各社が公表している実質年率の上限は18.0%前後で、確認した範囲でこれを超える率はありません。キャッシング(貸金)の利率は利息制限法の上限の範囲内で各社が設定しています。
リボ払いと分割払いはどちらの手数料が安いですか
同じ会社なら、分割払いの実質年率はリボ払いより低い場合が多く(イオンカードは分割10.05〜12.42%に対してリボ18.0%、楽天カードは分割12.25〜15.00%に対してリボ15.00〜17.64%)、支払総額も回数が決まっている分割払いのほうが見通せます。エポスカードとJCB(2026年10月以降)はどちらも18.0%です。