PayPalをかたる詐欺メール・SMSの見分け方と対処|公式ヘルプのチェック項目、典型的な手口、報告先(phishing@paypal.com)

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この記事の編集責任者
中井 聖(SaaS飯)
株式会社アップス 代表取締役社長

株式会社アップス 代表取締役社長。クレジットカード決済を含む決済ページと会員サイトを作れる販売基盤「Apps」を運営し、事業者がカード決済や継続課金を導入する現場に日々関わっています(Appsの累計流通総額は2026年2月に100億円)。Appsクレカナビの運営責任者・編集責任者として記事の企画と確認を担当。監修の範囲と手順は監修者ページに記載しています。

監修:中井 聖(2026年9月26日に確認:PayPal 公式ヘルプ「フィッシングの見分け方」(一般的なあいさつ、リンク先の確認、添付、偽の緊急性、パスワードはログインページのみ、追跡番号の要求なし、典型的な手口、phishing@paypal.com への転送と削除)・「よくある詐欺」(過払い金詐欺の例、詐欺の一覧)・「請求書詐欺および請求詐欺」(支払わない、電話しない、暗号通貨に送金しない、報告方法)・「不正取引の報告」(直ちにパスワード変更とセキュリティ質問の更新、制限の可能性、未承認取引の報告)・「アカウントを持っていないのにメールが届く」(第三者の誤登録・アドレス再利用、UnsolicitedEmail@paypal.com)で確認)

PayPal(ペイパル)をかたる詐欺メール・SMSは、PayPalの公式ヘルプが見分け方と報告先を具体的に示しています。本物のPayPalからのメールは常にあなたの氏名または事業者名で呼びかけ、「ユーザー様」「PayPal会員の皆様」のような一般的なあいさつは使いません。パスワードの入力を求めるのはPayPalのログインページ上だけで、追跡番号をメールで共有するよう頼むこともありません。不審なメールやウェブサイトは phishing@paypal.com に転送して報告し、その後受信トレイから削除するのが公式の手順です。この記事では、PayPalの公式ヘルプにある見分け方のチェック項目、典型的な手口、受け取ったときの対処、アカウントを持っていないのにメールが届く場合の連絡先をまとめます。

この記事の内容は、2026年9月26日にPayPalの日本向け公式ヘルプ(フィッシングの見分け方、よくある詐欺、請求書詐欺、不正取引の報告、アカウントがないのにメールが届く場合)で編集部が確認しました。

先に結論:PayPalが公式に示す見分け方

チェック項目公式の説明
あいさつが一般的「ユーザー様」「[メールアドレス]様」など非個人的なあいさつは偽物の特徴。PayPalのメールは常に氏名または事業者名を使う
リンク先が偽サイトwww.paypal.com/Specialoffers のように安全に見えるリンクでも、カーソルを合わせて実際のリンク先を確認する。不明ならクリックしない
不明な添付ファイル正当かつ安全だと判断した場合にのみ開く。馴染みのない会社からの請求書の添付は特に注意
偽の緊急性「ただちにアカウントを更新」などの警告は、緊急さで判断を鈍らせる手口。緊急の手続きが本当に必要なら、PayPalにログインすれば確認できる
パスワードの入力要求PayPalがパスワードの入力を求めるのはログインページ上のみ。疑わしければログインして問題解決センターの通知を見る
追跡番号の要求PayPalが追跡番号をメールで共有するよう頼むことはない。支払いの受け取りは取引履歴で確認する

公式ヘルプにある典型的な手口

  • 「お客さまのアカウントは一時停止されようとしています。」なりすましページでパスワードを入力させる手口です。
  • 「支払いを受け取りました。」売り手に、支払いを受け取ったと錯覚させて商品を発送させる手口です。発送前にPayPalにログインして実際に受け取っているかを確認します。
  • 過払い金詐欺。例えば300ドルのカメラに500ドルが支払われたと称し、差額200ドルの返金とカメラの発送を求める手口です。実際には支払いは行われていません。
  • 請求書・支払い請求詐欺。注文していない製品やサービスの請求書や支払い請求がPayPal経由で届く、警告文付きの請求書に書かれた偽のカスタマーサービス番号へ電話させて個人情報や財務情報を聞き出す、暗号通貨ウォレットへの送金を求める、といった手口です。PayPalは、不審な請求書や請求には支払わない、メモに書かれた電話番号にかけない、不審なURLを開かない、記載の暗号通貨ウォレットに送金しない、と案内しています。
  • そのほか。PayPalの「よくある詐欺」のページには、前金詐欺、懸賞詐欺、高利益・ノーリスクを謳った投資詐欺、偽の慈善団体、配送詐欺、プリペイド式発送ラベルを使った詐欺、荷物の配達先変更・再発送を使った詐欺、求人詐欺などが列挙されています。

受け取ったときの対処

PayPalをかたるメールが来たときの対処。1 リンクは踏まず自分でPayPalにログインする。2 問題解決センターの通知を見る。3 不審なメールはphishing@paypal.comへ転送して削除する。
PayPalをかたるメールが来たときの対処。1 リンクは踏まず自分でPayPalにログインする。2 問題解決センターの通知を見る。3 不審なメールはphishing@paypal.comへ転送して削除する。
  1. メール内のリンクを踏まず、添付を開かず、記載の電話番号にかけない。
  2. 自分でPayPalのサイトかアプリを開いてログインし、問題解決センターに本当に通知や対応事項があるかを確認する。
  3. 不審なメールやウェブサイトは phishing@paypal.com に転送し、送信後に受信トレイから削除する。不当な請求や請求書は、PayPalのサイトまたはアプリにログインして報告する。
  4. すでにリンクを開いてパスワードを入力してしまった、または不正取引の疑いがあるなら、PayPalの案内どおり直ちにパスワードを変更し、セキュリティに関する質問事項を更新する。PayPalは、変更・更新手続きが済むまでアカウントの使用を制限する場合があるとしています。未承認取引は問題解決センターから報告します。
  5. クレジットカード情報を入力してしまった場合は、カード会社にも連絡して利用停止・再発行を相談する。

PayPalのアカウントを持っていないのにメールが届く

PayPalの公式ヘルプは、第三者があなたのメールアドレスでPayPalアカウントに登録した(入力ミスまたは意図的)、あるいはメールのドメインプロバイダがそのアドレスを再利用した可能性を挙げています。本物のPayPalからのメールが届いていてアカウントを持っていない場合は、そのメールを受信しているアドレスから UnsolicitedEmail@paypal.com に連絡し、アカウントを持っていないことと、PayPalのシステムからのアドレス削除を希望する旨を書く手順です。メールがPayPalによるものか不明なら、上の見分け方で判断し、偽物なら phishing@paypal.com へ転送します。

よくある質問

メールの差出人が paypal.com なら本物ですか

差出人の表示だけでは判断できません。PayPalの公式ヘルプが示す判断材料は、あいさつの書き方、リンクの実際の飛び先、添付ファイル、緊急性を煽る文面、パスワードや追跡番号の要求の有無です。迷ったらメールからではなく自分でログインして確認します。

「アカウントが制限されました」というメールは詐欺ですか

本物のPayPalも、制限をかけたときは理由を記載したメールを送ります。メールのリンクからではなく、自分でログインして問題解決センターに手順が表示されているかで判断してください。制限の仕組みと解除の手順はPayPalのアカウント制限の記事にまとめています。

PayPalの支払い方法を確認したい

日本のPayPalで使える支払い方法(口座振替と登録カード)はPayPalとコンビニの記事で公式ヘルプに沿って説明しています。

確認した情報源(2026年9月26日)