クレジットカードのエラー「G97」(お取扱いできません)の意味と対処|端末側の表示で、理由はカード会社だけが分かる

お店の人とクレジットカード(エラーG97の記事)

この記事の編集責任者
中井 聖(SaaS飯)
株式会社アップス 代表取締役社長

株式会社アップス 代表取締役社長。クレジットカード決済を含む決済ページと会員サイトを作れる販売基盤「Apps」を運営し、事業者がカード決済や継続課金を導入する現場に日々関わっています(Appsの累計流通総額は2026年2月に100億円)。Appsクレカナビの運営責任者・編集責任者として記事の企画と確認を担当。監修の範囲と手順は監修者ページに記載しています。

監修:中井 聖(2026年9月26日に確認:Airペイ(リクルート)のFAQ(G97の意味・発生タイミング・対処)、三井住友カードの「カードが利用できない原因と解決方法」(6つの原因、利用確認の回答で即時〜最大20分で解除)、Amazon(不承認の理由はカード会社のみ開示、再試行と変更)、楽天市場(承認がおりない理由はカード会社へ)で確認)

店のカード決済端末やネット決済の画面に出る「G97」は、「お取扱いできません」を意味するエラーコードです。決済サービスのAirペイは、G97をクレジットカードの決済時・取消時に発生する「何らかの理由により、ご利用できないカードです。他のカードをご利用ください」というエラーとして案内しています。理由そのものは端末や店には伝えられず、カード会社だけが知っています。この記事では、G97が何を表しているか、店側と利用者側でその場でできること、カード会社に確認するときの見方を、決済サービスとカード会社の公式案内で確認してまとめます。

この記事の内容は、2026年9月26日にAirペイ(リクルート)のFAQ、三井住友カードの「カードが利用できない原因と解決方法」、Amazonと楽天市場のヘルプで編集部が確認しました。エラーコードの体系は決済端末や決済代行会社ごとに違い、同じG97でも表示文言が少し異なることがあります。

先に結論:G97は「このカードは今使えない」という端末側の表示

エラーG97が出たときの流れ。1 端末にG97が出たらカード側で利用できない状態。2 カード会社からの通知を確認して本人の利用だと回答する。3 解除後に再決済するか別のカードで払う。
エラーG97が出たときの流れ。1 端末にG97が出たらカード側で利用できない状態。2 カード会社からの通知を確認して本人の利用だと回答する。3 解除後に再決済するか別のカードで払う。
  • 意味:Airペイの案内では、G97は「お取扱いできません」で、何らかの理由により利用できないカードであることを示します。発生するのはクレジットカードの決済時と取消時です。
  • 理由は端末には出ない:店やネットショップは「承認されなかった」ことしか分かりません。Amazonは、不承認の理由はプライバシー保護の観点からカード会社(支払い方法の事業者)のみが開示できる情報で、Amazonでは確認できないと明記しています。楽天市場も、承認がおりない理由はショップや楽天市場では調査できず、カード会社に「該当の注文について承認されなかった理由」を確認するよう案内しています。
  • その場の対処:別のカードか別の支払い方法にする。Airペイも他のカードの利用を案内しています。
  • 後の対処:カード会社の通知(利用確認のお知らせ)を見て、会員サイトかアプリで原因を確認する。

カード会社側で起きていること(三井住友カードの案内)

三井住友カードは、カードが利用できない原因を6つに分けて案内しています。①不正利用検知システムで利用を一時停止している(「ご利用確認のお知らせ」がSMS・メール・アプリ通知・LINEで届き、記載のURLから本人の利用だと回答すると即時、状況により最大20分程度で解除。決済は完了していないので改めて手続き)、②利用残高が利用可能枠を超えているなど利用状況によるもの、③3Dセキュア(本人認証)のエラー、④本人が設定した利用制限、⑤Oliveフレキシブルペイの利用制限サービスの設定、⑥カード情報が分からない、です。G97が出たとき、店の端末に見えるのは「承認されなかった」という結果だけで、この6つのどれに当たるかはカード会社の会員サイトや通知で確かめます。

利用者がその場でできること

  1. スマートフォンの通知を見る。カード会社から「ご利用確認」の通知が来ていれば、本人の利用だと回答する(三井住友カードの案内では即時〜最大20分程度で解除)。解除後にもう一度決済する。
  2. 通知がなければ、別のカードか現金・電子マネーで支払う。何度も同じカードで試しても結果は変わらず、その場でカード会社に電話する時間が取れないことが多い。
  3. ネット決済なら、注文が確定しているかを購入履歴で確認する。Amazonは不承認の場合、注文履歴の「お支払い方法の変更」から別の方法を指定するか再試行でき、一定期間内に決済できる方法を指定しないと注文はキャンセルされます。
  4. 後で会員サイトかアプリにログインし、利用可能額、利用制限の設定、3Dセキュアの登録状況を確認する。分からなければカード会社に「その取引が承認されなかった理由」を聞く。

店側でできること

Airペイの案内どおり、G97は端末や通信の問題ではなくカード側の状態なので、店側でできるのは「カードの利用状況を確認してもらい、他のカードを案内する」ことです。Airペイは、対処方法で解決しない場合はヘルプデスクへの問い合わせを案内しています。店側が客のカード会社に理由を問い合わせることはできません。

G97と間違えやすいもの

  • 磁気不良・ICチップ不良。カードが読み取れないのは承認以前の問題で、エラーの出方が違います。見分け方と再発行は磁気不良の記事にまとめています。
  • 「利用承認が得られていません」の通知。ネット通販でカード会社の承認が得られなかったときのメールで、対処の手順は利用承認が得られていませんの記事で説明しています。
  • 暗証番号の入力ミス。回数を超えるとロックされます。暗証番号を3回間違えたときの記事を見てください。

よくある質問

G97が出たら不正利用されたということですか

限りません。三井住友カードの案内では、不正利用検知による一時停止のほか、利用可能枠の超過、3Dセキュアのエラー、本人が設定した利用制限なども原因です。カード会社からの通知の有無で切り分けます。

時間をおけば使えるようになりますか

不正利用検知の一時停止なら、本人の利用だと回答すれば三井住友カードの案内では即時〜最大20分程度で解除されます。利用可能枠の超過や利用制限の設定は、時間ではなく手続きで解決します。

確認した情報源(2026年9月26日)