未成年のうちからクレジットカードを持ちたいと考える人は多い一方で、「高校生でも作れるの?」「18歳だけど親の同意は必要?」といった疑問が付きまといます。さらに、デビットカードやプリペイドカードなど、クレジットカード以外の選択肢も増えていて、どれを選べば良いのか分かりにくくなっています。
本記事では、「クレジットカード 未成年 作り方」というテーマで、年齢ごとの作り方・親の同意の有無・審査のポイント・代わりになるカードまでを、年齢別・状況別に丁寧に整理します。高校生〜18・19歳の未成年が、安全にキャッシュレスを始めるための実践的なロードマップとして活用できる内容です。
この記事を読めば、あなたの年齢や状況に合った最適なカードの作り方が見つかるはずです。
1. 未成年はクレジットカードを作れる?結論と年齢制限
1-1. 何歳からクレジットカードは作れるのか(基本ルール)
日本の多くのクレジットカード会社では、**「満18歳以上(高校生を除く)」**を申し込み条件としており、18歳未満は原則として申し込みできません。このため、17歳以下や在学中の高校生は、親の同意があっても自分名義のクレジットカードを持つことは難しいのが現状です。
一方で、18歳以上で高校を卒業していれば、学生であってもクレジットカードの申し込み自体は可能で、学生専用カードや若年層向けカードなども用意されています。ただし、入会基準(在学状況や収入など)はカード会社ごとに異なるため、各社の入会条件を事前に確認することが重要です。
基本ルールのポイント
- 18歳未満は原則として自分名義のクレジットカードを作れない
- 高校生は18歳でも在学中は申し込み対象外のケースが多い
- 18歳以上で高校卒業後なら、学生カードなど複数の選択肢がある
- カード会社によって入会条件が異なるため、事前確認が必須
1-2. 高校生・18歳・19歳で違うクレジットカード事情
年齢によってクレジットカードの作りやすさは大きく変わります。ここでは、高校生・18歳・19歳それぞれの事情を詳しく見ていきましょう。
高校生の場合
高校生は、18歳であっても在学中である限り、ほとんどのクレジットカードで申し込み対象外とされています。一部では「高校卒業年度から申し込める」などの条件を設けているカードもありますが、いずれにしても在学中の高校生本人名義でのクレジットカード発行は例外的です。
高校生がキャッシュレス決済を利用したい場合は、以下の代替手段が現実的です。
- 親のクレジットカードの家族カード
- デビットカード(銀行口座と連動)
- プリペイドカード(事前チャージ式)
18歳の場合
18歳は、成年年齢の引き下げに伴い法律上は成人とみなされるため、法的には親の同意なしにクレジットカードを申し込めるようになりました。ただし、カード会社によっては18歳に対して独自の審査基準(収入・在学状況・利用限度額など)を設けていることがあります。
特に大学生や専門学生の場合は、学生向けクレジットカードが充実しており、年会費無料やポイント優遇などの特典を受けられるケースが多くなっています。
19歳の場合
19歳も18歳と同様に法律上は成人ですが、カード会社によっては若年層として慎重に審査されることがあります。ただし、社会人として働いている場合は、学生に比べて収入が安定していると判断されやすく、クレジットカード審査でもプラスに働くことが多いです。
必ずしも全てのカードに通るとは限りませんが、適切な申し込み方法を選べば、クレジットカードを持つことは十分に可能です。
1-3. 民法改正で何が変わった?18歳から成人になったポイント
2022年4月の民法改正によって、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられ、18歳・19歳は法律上の成人と位置づけられました。これにより、以前はクレジットカードの契約に親権者の同意が必要だった18〜19歳も、現在は原則として自分の判断でクレジットカードを申し込めます。
民法改正のポイント
| 改正前(〜2022年3月) | 改正後(2022年4月〜) |
|---|---|
| 20歳未満は未成年 | 18歳以上は成人 |
| 18〜19歳は親権者の同意が必要 | 18歳以上は親の同意なしで契約可能 |
| 未成年者取消権で契約を取り消せる | 18歳以上には未成年者取消権が適用されない |
注意すべき点
一方で、「成人になったから安心」というわけではなく、契約トラブルから未成年を守る仕組み(未成年者取消権など)は18・19歳には適用されない点に注意が必要です。
返済能力を超えた利用やリボ払いの多用などは、年齢に関係なく信用情報に影響するため、18・19歳のうちから計画的な利用を身につけることが重要になります。成人として自己責任で契約する必要があることを理解しておきましょう。
2. 未成年がクレジットカードを作る主なパターン
2-1. 18歳以上(高校卒業後)の未成年が自分名義で作る場合
高校を卒業した18歳以上であれば、自分名義でクレジットカードを作ることが可能です。とくに、大学生や短大生・専門学生向けには「学生カード」や「若年層向けカード」が用意されており、年会費無料・ポイント優遇などの特典がある場合もあります。
学生向けクレジットカードの特徴
学生向けクレジットカードは、以下のような特典が用意されていることが多く、初めてクレジットカードを作る未成年にとって使いやすい設計になっています。
- 年会費無料:在学中は年会費がかからないカードが多数
- ポイント優遇:特定の店舗やサービスでポイント還元率がアップ
- 海外旅行傷害保険:学生の海外旅行や留学をサポート
- 利用限度額の設定:使い過ぎを防ぐため、低めの限度額からスタート
審査のポイント
審査では、アルバイトなどの収入の有無や安定性がチェックされることが多く、「無収入でも絶対に通らない」というわけではありませんが、収入がある方が限度額設定などの面で有利です。
また、キャッシング枠を0円にして申し込むと、返済リスクを抑えたいカード会社にとっても審査が通りやすくなるケースがあります。初めてのクレジットカードでは、キャッシング枠は最小限にするか、0円で申し込むことをおすすめします。
2-2. 高校生や18歳未満がクレジットカードを持つ現実的な方法
高校生や18歳未満の場合、自分名義のクレジットカードを作るのは難しいため、現実的な方法としては以下の選択肢があります。
親のクレジットカードの家族カード
家族カードは、親のクレジットカードの利用枠を家族で共有する仕組みで、高校生でも利用できるケースがあります。家族カードであれば、親のカードの利用枠の範囲内で子どもが利用でき、明細も親がまとめて管理できるため、お金の教育にも役立ちます。
家族カードのメリット
- 高校生でも発行できる場合がある
- 親が利用状況を管理できる
- 使い過ぎを防止しやすい
- キャッシュレス決済に慣れる練習になる
家族カードのデメリット
- 親の信用情報に依存する
- 利用限度額は親のカードと共有
- 自分名義のクレジットヒストリーは積めない
留学や特殊なケースで発行可能なカードの例
海外留学や長期の語学研修などの特殊なケースでは、高校生でも特定の条件付きでカードを持てる可能性があると案内しているカード会社もあります。ただし、このようなケースでも多くの場合は親の本会員カード+家族カードの組み合わせで対応することが多く、純粋な「高校生本人名義」でのクレジットカード発行は例外的です。
留学を予定している高校生は、カード会社に直接問い合わせて、特別な対応が可能かどうか確認してみることをおすすめします。
2-3. 未成年に多いNGパターンと注意点
未成年がクレジットカードを申し込む際、以下のようなNGパターンに陥りやすいため注意が必要です。
NGパターン1:虚偽申告
未成年に多いNGパターンとしては、申込フォームでアルバイト収入を過大に申告したり、実際にはない勤務先を記入するなど、事実と異なる情報を登録してしまうケースが挙げられます。
これらは「虚偽申告」と見なされ、審査落ちだけでなく、今後の信用にも悪影響を及ぼす可能性があります。申し込み時は正直に、正確な情報を入力することが最も重要です。
NGパターン2:高額なキャッシング枠の希望
また、初めてのクレジットカードでいきなり高額なキャッシング枠を希望するのも避けたい行動です。
キャッシング枠が大きすぎると、返済不能リスクが高いと判断されて審査に通りにくくなる上、実際に利用した場合も返済負担が大きくなりやすくなります。特に理由がない限り、キャッシング枠は0円で申し込むことをおすすめします。
NGパターン3:多重申込
複数のカードに短期間で一度に申し込むと、「多重申込」と判断されて審査に不利になることがあります。まずは1枚のカードに絞って申し込み、審査結果を待つようにしましょう。
正しい申し込み方法
- 申込情報は正確に入力する
- 収入や勤務先を偽らない
- キャッシング枠は0円または最小限に設定
- 1枚ずつ申し込み、複数同時申込は避ける
- 携帯料金などの支払いを遅延しない
3. 年齢別:クレジットカードの作り方ステップ
3-1. 高校生が選ぶべきカード・代替手段とステップ
高校生の場合、クレジットカードそのものよりも、家族カード・デビットカード・プリペイドカードといった代替手段が現実的です。特に、銀行口座と紐づくデビットカードやチャージ式のプリペイドカードは、高校生でも発行できるものが多く、オンライン決済やキャッシュレス決済の入門として適しています。
家族カードの作り方
高校生が家族カードを利用する基本的なステップは以下のとおりです。
- 親が本会員のクレジットカード会社で家族カードの発行可否と年齢条件を確認する
- カード会社によって、家族カードを発行できる年齢が異なります
- 高校生でも発行可能かどうかを事前に確認しましょう
- 親が家族カードを申し込み、利用限度額や利用可能枠を設定する
- 親の判断で、子どもが使える上限金額を設定できます
- 最初は少額から始めて、徐々に慣れていくのがおすすめです
- 利用明細を親子で定期的に確認し、使い過ぎがないかチェックする
- 親が明細を管理できるため、お金の使い方を学ぶ機会になります
- 定期的に利用状況を振り返ることで、計画的な使い方が身につきます
デビットカード・プリペイドカードの申し込み手順
デビットカード・プリペイドカードの場合は、対応する銀行・発行会社のウェブサイトやアプリから申し込みを行い、必要に応じて口座開設やチャージ方法の設定を行います。
デビットカードの申し込み手順
- 銀行の公式サイトまたはアプリから申し込み
- 本人確認書類のアップロード(保護者の同意が必要な場合あり)
- 銀行口座の開設または既存口座との紐付け
- カードの到着(1〜2週間程度)
- 初期設定とPINコードの設定
プリペイドカードの申し込み手順
- プリペイドカード発行会社の公式サイトまたはアプリから申し込み
- 本人確認(必要な場合)
- チャージ方法の設定(コンビニ、銀行振込、クレジットカードなど)
- カードの到着またはバーチャルカードの即時発行
- 初回チャージと利用開始
高校生の場合、まずはこれらの代替手段でキャッシュレス決済に慣れることから始めるのがおすすめです。
3-2. 18歳の大学生・専門学生がクレジットカードを作る手順
18歳で高校を卒業していれば、多くのカード会社でクレジットカードの申し込みが可能になり、学生向けカードも選択肢に入ります。学生カードは年会費無料・ポイント高還元・海外旅行傷害保険など、学生生活に合わせた特典が用意されているケースが多いのが特徴です。
学生向けクレジットカードの選び方
学生向けクレジットカードを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
| 確認ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料または在学中無料のカードを選ぶ |
| ポイント還元率 | 基本還元率0.5%以上、特定店舗で還元率アップがあるか |
| 特典・サービス | 海外旅行保険、学生限定キャンペーンなど |
| 利用限度額 | 最初は10〜30万円程度が一般的 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercardなど世界中で使えるブランド |
| キャッシング枠 | 0円または最小限に設定可能か |
申し込み〜審査〜到着までの流れ
申し込み〜審査〜到着までの一般的な流れは次のとおりです。
ステップ1:カード会社の公式サイトから申込フォームに入力
- 氏名、住所、電話番号などの基本情報
- 学校名、学年、卒業予定年月
- アルバイト収入(ある場合は正確に入力)
- 親権者の情報(一部のカードで必要な場合あり)
ステップ2:オンラインで本人確認書類をアップロード
- 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど
- 学生証の提出が必要な場合もあり
ステップ3:カード会社による審査
- 通常、数分〜数日で結果が通知される
- 審査結果はメールまたは会員サイトで確認
ステップ4:審査通過後、カードが郵送される
- 1〜2週間程度でカードが届く
- 簡易書留や本人限定受取郵便で配送されることが多い
重要な確認事項
初めてのクレジットカードでは、リボ払い機能の自動設定や、必要以上のキャッシング枠が付いていないかを申し込み画面や到着後の設定で必ず確認しておくべきです。
特にリボ払いは手数料が高く、知らないうちに借金が膨らむリスクがあるため、一括払いを基本とする設定にしておきましょう。
3-3. 19歳〜20歳未満の社会人がクレジットカードを作る手順
19歳〜20歳未満の社会人の場合、学生に比べて収入が安定していると判断されやすく、クレジットカード審査でもプラスに働くことが多いです。とはいえ、勤続年数が短い・職歴が浅い段階では、はじめから高い限度額やキャッシング枠を希望するよりも、無理のない範囲の枠で申し込む方が現実的です。
社会人向けの申し込みポイント
社会人がクレジットカードを申し込む際のポイントは以下の通りです。
- 勤務先情報を正確に入力する:会社名、所在地、電話番号、勤続年数など
- 年収を正確に申告する:源泉徴収票や給与明細を参考に正確な金額を記入
- 在籍確認に備える:カード会社から勤務先に電話確認が入る場合があります
- 携帯料金などの支払いを遅延しない:信用情報に傷がつくと審査に不利
必要書類
必要書類としては、本人確認書類に加え、一定の年収を超える場合やキャッシング枠を希望する場合には所得証明書類(源泉徴収票や給与明細など)の提出が求められることがあります。
また、携帯料金などの支払い履歴も信用情報として参照されるため、日頃から遅延・滞納を避けることがクレジットカード取得の土台になります。
おすすめのカードタイプ
社会人1年目の方には、以下のようなカードがおすすめです。
- 年会費無料の一般カード
- ポイント還元率が高いカード
- 将来的にゴールドカードへのアップグレードが可能なカード
- 交通系ICカードと一体型のカード(通勤に便利)
4. 親の同意・審査・落ちないためのポイント
4-1. 未成年に求められる「親権者の同意」の具体的な流れ
成年年齢の引き下げ前は、18〜19歳の未成年がクレジットカードを申し込む際、民法の規定に基づき親権者の同意が必要でした。具体的には、申込フォームで「親権者同意欄」に親の情報を入力し、後日カード会社から親権者に電話確認が入る、あるいは同意書を返送するという流れが一般的でした。
現在の状況(2022年4月以降)
現在は18歳以上であれば原則として親の同意なしに申し込めるますが、一部のカードやサービスでは安全性の観点から、若年層に対して追加の確認を行うことがあります。
家族カードの場合
また、高校生向けの家族カードなどでは、当然ながら親が本会員となり、利用枠や利用状況を管理する形が基本です。家族カードを発行する際は、親子で以下の点を話し合っておくことをおすすめします。
- 月々の利用限度額
- 利用用途(通学定期、教科書、部活動費など)
- 明細の確認方法と頻度
- 使い過ぎた場合のルール
4-2. 審査で見られるポイントと未成年が意識すべきこと
審査で重視されるポイントは、年齢・職業・収入・勤続年数・他社からの借入状況などで、未成年や若年層の場合は「将来的なリスク」を抑えるため慎重に見られます。
審査のチェックポイント
| 審査項目 | 詳細 | 未成年が意識すべきこと |
|---|---|---|
| 年齢 | 18歳以上かどうか | 高校卒業後に申し込む |
| 職業・在学状況 | 学生、社会人、アルバイトなど | 正確に申告する |
| 収入 | アルバイト収入、給与収入 | 過大申告しない、0円でも申込可能なカードもある |
| 勤続年数・在学期間 | 安定性の指標 | 短くても正直に記入 |
| 他社借入 | 他のクレジットカード、ローンなど | 初めての申込なら有利 |
| 信用情報 | 携帯料金の支払い状況など | 遅延・滞納を避ける |
| 申込情報の正確性 | 虚偽申告がないか | すべて正確に入力 |
未成年が審査で意識すべきポイント
未成年が審査で意識すべきポイントは次のような点です。
- 申込情報(勤務先・年収・住所など)を正確に入力する
- 虚偽申告は絶対にNG
- 分からない項目は調べてから入力
- キャッシング枠は可能な限り0円か低めに設定する
- 返済リスクを下げることで審査に通りやすくなる
- 必要になったら後から申請可能
- 携帯料金や奨学金などの支払いを遅延しない
- 信用情報は審査で必ずチェックされる
- 少額でも遅延すると記録に残る
- 1枚目のカードで利用実績(クレヒス)をコツコツ積む
- 最初は小額から利用開始
- 毎月きちんと支払うことで信用が積み上がる
こうした基本を守ることで、若年層でも無理のない範囲でクレジットカードを利用しやすくなります。
4-3. クレジットカード利用時のリスクとトラブル事例
クレジットカードは便利な一方で、**「お金を使っている感覚が薄くなりやすい」**という特性があり、未成年やクレカ初心者は特に注意が必要です。
代表的なリスク
代表的なリスクとして、以下のようなものが挙げられます。
リスク1:リボ払いの多用
- 毎月の支払い額が一定に見えて便利だが、実際には高額な手数料が発生
- 元本がなかなか減らず、借金が膨らんでいく
- 年利15%前後の手数料がかかることが多い
リスク2:キャッシングの使い過ぎ
- ATMで簡単に現金が借りられるため、使い過ぎやすい
- ショッピング枠とは別に利息が発生
- 返済が滞ると信用情報に傷がつく
リスク3:支払い遅延による信用情報への傷
- 1日でも遅れると遅延として記録される
- 繰り返すと「延滞」として信用情報機関に登録される
- 将来のローン審査に悪影響
信用情報への影響
信用情報に延滞が記録されると、将来的に別のクレジットカードやローン(自動車ローン・住宅ローンなど)の審査で不利になることがあります。
そのため、クレジットカードの利用は「口座残高の範囲内で」「毎月の支払い額を自分で把握できる範囲で」という基本を徹底することが重要です。
トラブル事例
事例1:リボ払いで借金が膨らんだケース
- 大学生Aさんは、毎月の支払いを楽にするためにリボ払いを設定
- 気づいたときには残高が50万円を超え、毎月の手数料だけで数千円
- 卒業後も返済に苦しむことに
事例2:フィッシング詐欺でカード情報が盗まれたケース
- 高校生Bさんは、偽のショッピングサイトでカード情報を入力
- 身に覚えのない高額請求が届く
- すぐにカード会社に連絡し、不正利用として処理してもらった
安全な利用のためのルール
安全にクレジットカードを利用するために、以下のルールを守りましょう。
- 支払いは一括払いを基本とする
- 毎月の利用明細を必ず確認する
- 不審なサイトではカード情報を入力しない
- 利用限度額を自分で低めに設定する
- 口座残高を常に把握しておく
5. クレジットカード以外に未成年が使えるカードの比較
5-1. デビットカードとプリペイドカードの特徴
未成年や学生でも使いやすい選択肢として、デビットカードとプリペイドカードが広く利用されています。
デビットカードの特徴
デビットカードは銀行口座と紐づき、支払いと同時に口座から即時引き落としされるため、使い過ぎを防ぎやすいという特徴があります。
デビットカードのメリット
- 口座残高以上は使えないため、使い過ぎの心配がない
- 審査がクレジットカードほど厳しくない
- 中学生・高校生から発行できるものが多い
- クレジットカードと同じように店舗やオンラインで使える
- ポイント還元があるカードも存在
デビットカードのデメリット
- 口座残高がないと使えない
- 一部の加盟店やサービスで利用できない場合がある
- 分割払いやリボ払いができない
- ガソリンスタンドや月額課金サービスで使えないことがある
プリペイドカードの特徴
プリペイドカードは事前にチャージした金額の範囲内でしか利用できず、クレジットカードのような審査が不要なものが多いため、中高生でも利用しやすい手段です。
プリペイドカードのメリット
- 審査なしで発行できるものが多い
- チャージした金額以上は使えないため安全
- 小中学生から利用可能なものもある
- オンラインで即日発行できるバーチャルカードもある
- 親が子どもの利用状況を管理しやすい
プリペイドカードのデメリット
- チャージの手間がかかる
- 残高不足だと決済できない
- カードによってはチャージ手数料がかかる
- 有効期限があるものがある
Visa/Mastercardブランド付きプリペイド
特に、オンラインで簡単に発行できるVisa/Mastercardブランド付きプリペイドは、ネットショッピングやサブスクの支払いにも対応しており、クレカ代替としての利便性が高くなっています。
代表的なプリペイドカードには以下のようなものがあります。
- バンドルカード
- Kyash
- LINE Payカード
- au PAY プリペイドカード
- dカード プリペイド
5-2. 家族カード・バーチャルカードという選択肢
家族カードの特徴
家族カードは、親のクレジットカードの利用枠を家族で共有する仕組みで、高校生でも利用できるケースがあります。親が利用明細をまとめて確認できるため、子どもの使い過ぎを防ぎつつ、キャッシュレス決済に慣れさせる方法として有効です。
家族カードのメリット
- 高校生でも発行できる場合がある
- 親が利用状況を把握できる
- クレジットカードと同等のサービスを受けられる
- 年会費が無料または低額なことが多い
家族カードのデメリット
- 親の信用情報に依存する
- 利用限度額は親のカードと共有
- 自分のクレジットヒストリーは積めない
- 親に利用内容が全て見られる
バーチャルカードの特徴
近年は、オンライン専用のバーチャルカードを発行できるサービスも増えており、実物カードを持たずにネット決済だけ行うことも可能になっています。
バーチャルカードのメリット
- 即日発行できる
- 実物カードが不要でスマホだけで管理
- 不正利用時にすぐ停止・再発行できる
- カード番号を使い捨てにできるものもある
- オンライン決済専用なので紛失の心配がない
バーチャルカードのデメリット
- 実店舗では使えない(一部例外あり)
- 本人確認が必要なサービスもある
- カード番号の管理が必要
バーチャルカードは、不正利用時にすぐ停止・再発行できるものも多く、未成年がオンライン決済を利用する際の安全性向上に役立つ手段と言えます。
5-3. 未成年におすすめの組み合わせ(クレカ+代替手段)
未成年やクレカ初心者には、**「日常の小さな支払いはデビット・プリペイド」「継続課金や大きめの決済はクレジットカード」**といった使い分けが現実的です。
おすすめの組み合わせパターン
パターン1:高校生向け(クレカなし)
- メイン:プリペイドカード(日常の買い物、オンライン決済)
- サブ:家族カード(大きな買い物、緊急時)
- 口座管理:デビットカード(ATM手数料節約)
パターン2:18歳大学生向け(クレカ1枚目)
- メイン:学生向けクレジットカード(定期券、サブスク、ポイント貯める)
- サブ:デビットカード(日常の小額決済、使い過ぎ防止)
- オンライン専用:バーチャルプリペイド(ネット通販、ゲーム課金)
パターン3:19歳社会人向け(クレカ活用)
- メイン:一般クレジットカード(光熱費、通信費、大きな買い物)
- サブ:デビットカード(食費、日用品、予算管理用)
- 緊急用:プリペイドカード(使い過ぎ防止、お小遣い管理)
使い分けの具体例
例えば、高校生のうちはプリペイドカードや家族カードでキャッシュレスに慣れ、18歳以降に自分名義のクレジットカードを1枚持つ、といったステップを踏むとリスクを抑えながら経験を積めます。
また、オンラインゲームやサブスクの支払いだけに限定してプリペイドカードを使うなど、用途ごとにカードを分けることで、支出管理もしやすくなります。
自分の年齢・収入・利用目的に応じて、クレジットカードと代替手段を組み合わせることが、未成年にとって安全で効率的なキャッシュレスの始め方と言えるでしょう。
未成年が使えるカードの違い一覧
最後に、未成年が利用できるカードの種類を一覧表で比較します。自分の年齢や状況に合ったカードを選ぶ際の参考にしてください。
| 種類 | 作れる年齢の目安 | 支払いタイミング | 審査 | 親の関与 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| クレジットカード | 原則18歳以上(高校生除く) | 後払い(毎月の請求) | あり(収入や信用情報を審査) | 18歳以上は原則不要だが、カードや時期によって確認される場合あり | 通販・公共料金・高額決済・海外利用・ポイント貯める |
| 家族カード | 発行会社によるが高校生でも可の場合あり | 親のカードに合算して後払い | 親の審査に依存 | 親が本会員として管理 | 高校生のキャッシュレス入門・留学・親の管理下での利用 |
| デビットカード | 多くは中学生〜高校生から可 | 口座から即時引き落とし | 原則クレカほど厳しくないが、口座開設時のチェックあり | 口座開設時に保護者同意が必要な場合あり | ネットショッピング・日常の小額決済・使い過ぎ防止 |
| プリペイドカード | 商品によっては小中学生から可 | チャージ残高の範囲内で利用 | 多くは審査なし | オンライン申込時に保護者確認が必要なサービスもあり | サブスク・オンライン決済・小遣い管理・お試し利用 |
まとめ:未成年が安全にクレジットカードを作るために
未成年がクレジットカードを持つ「作り方」は、単に年齢だけでなく、在学状況・収入・家族の協力体制・デビット/プリペイドなどの代替手段をどう組み合わせるかで大きく変わります。
年齢別の最適な選択肢
高校生の場合
- 家族カード、デビットカード、プリペイドカードを活用
- まずはキャッシュレス決済に慣れることから始める
- 親と一緒に利用状況を確認する習慣をつける
18歳の大学生・専門学生の場合
- 学生向けクレジットカードを1枚作る
- 年会費無料、ポイント還元率の高いカードを選ぶ
- デビットカードやプリペイドカードと併用して使い過ぎを防ぐ
19歳の社会人の場合
- 一般クレジットカードを申し込む
- 収入を正確に申告し、信用を積み上げる
- 将来のゴールドカードへのアップグレードも視野に入れる
安全に利用するための5つのルール
- 申込情報は正確に入力する:虚偽申告は絶対にNG
- キャッシング枠は0円または最小限に:返済リスクを減らす
- 支払いは一括払いを基本とする:リボ払いは極力避ける
- 毎月の利用明細を必ず確認する:不正利用の早期発見にもつながる
- 携帯料金などの支払いを遅延しない:信用情報を守る
最後に
クレジットカードは、正しく使えば非常に便利なツールですが、使い方を間違えると将来の信用に傷がつく可能性もあります。特に未成年のうちは、無理のない範囲で少額から始め、計画的に利用する習慣を身につけることが重要です。
この記事で紹介した年齢別の作り方、審査のポイント、代替手段の活用法を参考に、自分に合った最適なカードを見つけてください。そして、クレジットカードを賢く活用して、安全で快適なキャッシュレス生活を始めましょう。