「今すぐクレジットカードが必要!」という緊急のニーズに応えるため、最短5分で発行できる即日発行カードが続々と登場しています。申し込みから審査、カード番号の取得までスピーディーに完了し、急な出費や即時決済にすぐ対応できるのが最大の魅力です。
本記事では、本当に5分で作れるのか?という疑問を徹底検証し、即日発行カードの選び方、具体的な発行プロセス、注意すべき落とし穴、審査を通りやすくするコツまで、網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたの状況に最適な即日発行クレジットカードが見つかるはずです。
1. クレジットカードは本当に5分で作れる?リアルな即時発行事例
1.1 即時発行サービスの実態
近年、クレジットカード業界では「デジタルカード」という新しい発行形態が急速に普及しています。これは物理的なカード本体ではなく、カード番号・有効期限・セキュリティコードだけを最短5分で発行するサービスです。
従来は申込から実際にカードが手元に届くまで1〜2週間かかるのが一般的でしたが、デジタル化とAI審査の導入により、スマートフォンで申し込んでから数分でカード番号を取得し、すぐにオンラインショッピングやスマホ決済で利用できるようになりました。
1.2 具体的な即時発行事例
実際に最短5分での発行に対応しているカードには、以下のような事例があります。
デジタルカード即時発行型
- JCB CARD W:スマホで申込後、最短5分でカード番号を発行。公式アプリ「MyJCB」でカード情報を確認し、Apple PayやGoogle Payに登録すれば即座に買い物が可能です
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital:最短5分でデジタルカード発行。ナンバーレス設計で、セゾンPortalアプリから即座にカード情報を確認できます
- Amazon Mastercard:最短5分でカード番号が発行され、すぐにAmazonでの買い物に利用可能です
店頭受取型
- エポスカード:Webで申込後、審査通過の連絡を受けたら、マルイの店舗カウンターで即日カードを受け取れます
- イオンカードセレクト:Web申込後、イオン店舗で即日受取が可能です(一部店舗では仮カード発行の場合もあります)
1.3 「5分」の意味を正しく理解する
ここで重要なのは、「5分で作れる」というのはカード番号の発行を意味し、物理的なプラスチックカードが5分で手に入るわけではないという点です。
- デジタルカード:カード番号のみ即時発行、本体カードは後日郵送(通常1週間程度)
- 店頭受取型:審査通過後、店舗カウンターで現物カードを受取(申込から数時間〜当日中)
ネット決済やスマホ決済がメインであれば、デジタルカードで十分実用的です。一方、実店舗での利用や海外旅行などで物理カードが必要な場合は、店頭受取型を選ぶか、デジタルカード発行後に本体カードの到着を待つ必要があります。
2. 5分で発行できるクレジットカード一覧と比較
ここでは、最短5分または即日発行に対応している主要なクレジットカードを比較します。
2.1 即時発行カード比較表
| カード名 | デジタルカード発行 | 店頭受取 | 年会費 | 還元率 | 受付時間 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| JCB CARD W | 最短5分 | — | 永年無料 | 1.0%~10.5% | 9:00~20:00 | 39歳以下限定、高還元率 |
| セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital | 最短5分 | — | 初年度無料 | 0.5%~2.0% | 〜21:30 | QUICPay決済で2.0%還元 |
| エポスカード | — | ○ | 永年無料 | 0.5% | Web申込後店頭受取 | マルイで優待多数 |
| イオンカードセレクト | 最短5分 | ○ | 永年無料 | 0.5〜1.0% | 〜21:30 | イオングループでお得 |
| Amazon Mastercard | 最短5分 | — | 永年無料 | 1.0%〜2.0% | 9:00~19:00 | Amazonで高還元 |
| PayPayカード | 最短7分 | — | 永年無料 | 1.0% | 10:00〜21:30 | PayPay連携 |
※デジタルカードは公式アプリでカード番号が即時発行され、すぐにネット決済が可能です。
2.2 年会費無料カードが中心
即日発行対応カードの多くは年会費永年無料となっており、初めてクレジットカードを作る方や、とにかく急いでカードが必要な方にとって、リスクなく申し込みができるのが特徴です。
2.3 還元率の違いに注目
基本還元率は0.5%〜1.0%が一般的ですが、特定の店舗やサービスでの利用で還元率がアップするカードもあります。
- JCB CARD W:パートナー店舗で最大10.5%の高還元率を実現
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital:QUICPay決済で2.0%還元(永久不滅ポイント)
- Amazon Mastercard:Amazonプライム会員なら2.0%、通常会員でも1.5%の高還元
2.4 受付時間の確認が重要
即時発行サービスには受付時間の制限があります。例えば、JCB CARD Wは9:00~20:00、セゾンパールやイオンカードは21:30まで対応しています。受付時間外に申し込んだ場合、審査結果が翌日以降になる可能性があるため、急ぎの場合は時間帯に注意しましょう。
3. 申込から発行までの5分プロセス完全解説(必要書類・流れ)
3.1 即時発行の基本的な流れ
デジタルカードの即時発行は、以下の5ステップで完了します。
ステップ1:Web・スマホアプリで申し込み
- カード会社の公式サイトまたは専用アプリから申込フォームにアクセス
- 氏名、住所、生年月日、職業、年収などの基本情報を入力
ステップ2:本人確認書類の提出
- 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの本人確認書類を撮影してアップロード
- 最近ではスマホのカメラで顔認証を行う「eKYC(電子本人確認)」が主流
ステップ3:口座情報の登録
- 引き落とし口座の情報を入力
- 一部のカードでは、オンライン口座振替設定に対応しており、その場で口座登録が完結
ステップ4:AI審査で最短5分
- 申込情報と信用情報をもとに、AIが自動で審査を実施
- 従来の人による審査に比べて大幅にスピードアップ
ステップ5:カード番号の即時発行
- 審査通過後、公式アプリやWeb画面にカード番号・有効期限・セキュリティコードが表示される
- すぐにネットショッピングやApple Pay、Google Payに登録して利用可能
- 物理カードは後日郵送(通常1週間程度)
3.2 必要書類の準備
即時発行をスムーズに進めるためには、以下の書類を事前に準備しておきましょう。
必須書類
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートのいずれか)
- 口座情報(通帳やキャッシュカードで確認)
あると便利な情報
- 勤務先情報(会社名、所在地、電話番号)
- 年収の概算
- 他社からの借入状況(ある場合)
3.3 店頭受取型の流れ
エポスカードやイオンカードなど、店頭受取に対応しているカードの場合、以下のような流れになります。
- Webで事前申込:公式サイトから必要情報を入力して申し込み
- 審査完了の通知:メールで審査通過の連絡が届く(数時間〜当日中)
- 店舗カウンターで受取:本人確認書類と口座情報を持参し、店舗カウンターでカードを受け取る
- 即日利用開始:受け取ったその日から利用可能
店頭受取型の利点は、物理カードをその日のうちに手に入れられることです。ただし、店舗の営業時間内に受け取りに行く必要があり、近くに対象店舗がない場合は不便です。
3.4 スピード発行を実現する技術
最短5分発行を可能にしているのは、以下のような最新技術です。
- AI自動審査:申込内容と信用情報を瞬時に分析し、人手を介さずに審査を完了
- eKYC(電子本人確認):スマホで本人確認書類と顔を撮影し、オンラインで本人確認を完結
- デジタルカード技術:物理カードの製造・郵送を待たずに、カード番号だけを即時発行
- オンライン口座振替:金融機関のAPI連携により、その場で口座登録が完了
これらの技術革新により、従来は数日から数週間かかっていたカード発行プロセスが、わずか数分に短縮されているのです。
4. その場で使える!即日発行デジタルカードおすすめ3選
ここでは、デジタルカード即時発行に対応している中でも、特におすすめの3枚をご紹介します。
4.1 JCB CARD W
![JCB CARD Wの特徴]
基本情報
- 年会費:永年無料
- 還元率:1.0%~10.5%
- 国際ブランド:JCB
- 発行時間:最短5分(9:00~20:00受付)
- 申込条件:18歳以上39歳以下(高校生除く)
特徴・メリット
- 年会費無料ながら基本還元率1.0%の高還元カード
- パートナー店舗(スターバックス、Amazon、セブン-イレブンなど)で還元率がさらにアップ
- 39歳までに入会すれば、40歳以降も年会費無料で継続利用可能
- 海外旅行傷害保険が最高2,000万円まで付帯
デメリット
- 39歳以下限定で、40歳以上の方は申込不可
- JCBブランドのため、海外の一部地域では利用できない店舗がある
こんな人におすすめ
- 20代〜30代で、年会費無料の高還元カードが欲しい方
- スターバックスやAmazonをよく利用する方
- 将来的にJCBのゴールドカードへのランクアップを考えている方
4.2 セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital
基本情報
- 年会費:初年度無料、翌年以降1,100円(税込)※年1回以上の利用で翌年無料
- 還元率:0.5%~2.0%
- 国際ブランド:American Express
- 発行時間:最短5分(21:30まで受付)
- 申込条件:18歳以上(高校生除く)
特徴・メリット
- QUICPay決済で2.0%の高還元率を実現
- ナンバーレスカードで、カード情報は全てアプリで管理(セキュリティ性が高い)
- American Expressブランドのステータス性
- セゾンの「永久不滅ポイント」で有効期限を気にせずポイントを貯められる
デメリット
- 基本還元率は0.5%とやや低め(QUICPay利用時以外)
- American Expressは国内でも一部加盟店で使えない場合がある
- 年1回も利用しないと翌年度の年会費が発生
こんな人におすすめ
- QUICPay対応店舗をよく利用する方
- ナンバーレスカードでセキュリティを重視したい方
- American Expressのブランドに魅力を感じる方
4.3 Amazon Mastercard
基本情報
- 年会費:永年無料
- 還元率:1.0%〜2.0%
- 国際ブランド:Mastercard
- 発行時間:最短5分(9:00~19:00受付)
- 申込条件:18歳以上(高校生除く)
特徴・メリット
- Amazonプライム会員なら、Amazon利用時2.0%還元
- Amazonプライム会員以外でも1.5%還元
- コンビニ利用で1.5%還元
- 年会費無料でMastercardブランドの利便性
デメリット
- Amazon以外での利用では還元率が通常レベル(1.0%)
- Amazonをあまり利用しない方にはメリットが少ない
こんな人におすすめ
- Amazonプライム会員で、頻繁にAmazonで買い物をする方
- コンビニをよく利用する方
- Mastercard加盟店の幅広さを活かしたい方
5. 早く作りたい人向けの注意点・落とし穴
即日発行カードは非常に便利ですが、いくつか注意すべきポイントがあります。事前に把握しておくことで、申込後のトラブルを避けることができます。
5.1 審査が「甘い」わけではない
「即日発行=審査が甘い」と誤解されがちですが、これは間違いです。審査のスピードは速くなっていますが、審査基準自体が緩くなっているわけではありません。
以下のような場合、審査に落ちる可能性があります。
- 過去に支払い遅延や債務整理の履歴がある
- 他社からの借入が多い
- 申込情報に虚偽や誤りがある
- 安定した収入がない(無職、収入が極端に少ないなど)
AI審査は信用情報機関のデータと照合し、申込者の信用力を瞬時に判定します。審査基準を満たさない場合は、即座に否決されることもあります。
5.2 「即日発行」の内容を確認する
「即日発行」という言葉には、いくつかの異なる意味があります。
パターン1:デジタルカードのみ即時発行
- カード番号は最短5分で発行されるが、物理カードは後日郵送
- ネット決済やスマホ決済には即座に対応できるが、実店舗での利用には物理カードが必要な場合も
パターン2:店頭受取で即日現物カード
- 審査通過後、店舗カウンターで物理カードを受け取れる
- ただし、店舗の営業時間内に受け取りに行く必要がある
パターン3:仮カード発行
- 一部店舗では、審査通過後に「仮カード」を発行
- 利用範囲が限定されている(発行元のグループ店舗のみなど)
- 本カードは後日郵送
自分がどのパターンを必要としているのかを明確にしてから申し込みましょう。
5.3 受付時間外は翌日以降の審査に
即時発行サービスには受付時間の制限があります。例えば、JCB CARD Wは9:00~20:00、セゾンパールは21:30まで受付しています。
受付時間外に申し込んだ場合、以下のようなことが起こります。
- 審査が翌営業日に持ち越される
- 即時発行サービスが適用されず、通常の審査プロセスに回される
「今すぐカードが必要」という場合は、必ず受付時間内に申し込むようにしましょう。
5.4 書類不備や手続きミスで遅れることも
即時発行サービスを利用するためには、正確な情報入力と適切な書類提出が不可欠です。
よくあるミス
- 本人確認書類の写真がぼやけている、一部が切れている
- 申込フォームの入力ミス(住所、電話番号、勤務先情報など)
- 口座情報の誤り
- eKYCの顔認証がうまくいかない
これらのミスがあると、確認作業が必要になり、即時発行ができなくなる可能性があります。申込前に情報を再確認し、書類はクリアに撮影するよう心がけましょう。
5.5 物理カードの到着には時間がかかる
デジタルカードで即時にカード番号が発行されても、物理カード(プラスチックカード)は後日郵送となります。通常、1週間から10日程度で届きますが、繁忙期や地域によってはさらに時間がかかることもあります。
実店舗での利用や海外旅行などで物理カードが必要な場合は、余裕を持って申し込むか、店頭受取型のカードを選ぶことをおすすめします。
5.6 デジタルカードが使えない場面もある
デジタルカードはネット決済やスマホ決済には便利ですが、以下のような場面では使えないことがあります。
- ガソリンスタンドや高速道路料金所など、物理カードの挿入が必要な場所
- 一部の実店舗(スマホ決済非対応の小規模店など)
- 海外旅行時のホテルデポジットや一部の現地決済
- レンタカーの利用時(物理カードの提示を求められることが多い)
用途に応じて、デジタルカードだけで十分か、物理カードも必要かを判断しましょう。
6. 発行が早いカードを選ぶポイント、審査のコツ
即日発行カードを確実に手に入れるためには、カード選びと審査対策の両面で準備が必要です。
6.1 審査通過の基本条件
クレジットカードの審査では、以下のポイントが重視されます。
1. 本人確認ができること
- 有効な本人確認書類を提出できる
- eKYCで正確に顔認証ができる
2. 安定した収入があること
- 正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトなど、継続的な収入がある
- 年収が極端に低くない(目安として年収100万円以上)
3. 信用情報に問題がないこと
- 過去に支払い遅延や債務整理の履歴がない
- 他社からの借入が多すぎない(総量規制の範囲内)
- 短期間に複数のカードに申し込んでいない(申込ブラック回避)
これらの条件を満たしていれば、即日発行カードの審査は比較的スムーズに進みます。
6.2 若者向けカードは年齢・収入条件に注意
JCB CARD Wなどの若者向けカードは、高還元率で人気ですが、以下の条件があります。
- 申込年齢:18歳以上39歳以下
- 収入条件:安定した収入があること(学生の場合は学生本人またはその親に安定収入)
40歳以上の方や、収入が不安定な方は、別のカードを検討する必要があります。
6.3 審査が難しい場合の対策
もし審査に不安がある場合は、以下の対策を検討しましょう。
対策1:店頭受取型カードを検討
- エポスカードやイオンカードなど、店頭受取に対応しているカードは、対面でのサポートがあるため、申込後のフォローが受けやすい
対策2:審査基準がやや緩めのカードを選ぶ
- 流通系カード(イオンカード、エポスカードなど)は、比較的審査に通りやすいと言われています
- 銀行系カード(三井住友カードなど)は審査がやや厳しい傾向がありますが、信用力があれば問題ありません
対策3:申込情報を正確に記入
- 年収や勤務先情報を正確に記入する(虚偽記入は厳禁)
- 他社借入がある場合は、正直に申告する
- 申込フォームの入力ミスがないか、送信前に再確認する
対策4:信用情報を事前に確認
- CIC、JICC、KSCなどの信用情報機関に情報開示請求をし、自分の信用情報を確認する
- もし誤った情報が登録されている場合は、訂正を依頼する
6.4 Web申込時の注意点
即日発行サービスは、Web申込が前提となっています。以下の点に注意しましょう。
スマホで申し込む場合
- 安定したネット環境で申し込む(途中で通信が切れないように)
- eKYCの顔認証は明るい場所で行う
- 本人確認書類の写真は、全体がはっきり写るように撮影
PC で申し込む場合
- 本人確認書類の画像はスマホで撮影してPCに転送
- 口座情報は、通帳やキャッシュカードを手元に用意して正確に入力
共通の注意点
- 入力内容に誤りがないか、送信前に必ず再確認
- 確認メールが届いたら、記載内容をチェック
- 審査結果の通知を見逃さないよう、メールやアプリの通知設定を確認
6.5 複数カード同時申込は避ける
短期間に複数のクレジットカードに申し込むと、「申込ブラック」と呼ばれる状態になり、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
信用情報機関には、申込情報が6ヶ月間記録されます。複数のカードに同時申込すると、「お金に困っているのでは?」と判断され、審査が厳しくなることがあります。
即日発行カードを申し込む際は、1枚ずつ申し込み、審査結果を確認してから次のカードを検討するようにしましょう。
7. 各カードの特徴・メリット・デメリット(徹底解説)
ここでは、主要な即日発行カードについて、より詳しくメリットとデメリットを解説します。
7.1 JCB CARD W
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・年会費永年無料<br>・基本還元率1.0%の高還元<br>・パートナー店舗で最大10.5%還元<br>・海外旅行傷害保険付帯<br>・39歳までに入会すれば40歳以降も継続可能 |
| デメリット | ・39歳以下限定(40歳以上は申込不可)<br>・JCBブランドは海外の一部地域で使えない<br>・基本的に家族カードは40歳以降の発行不可 |
| おすすめの人 | ・20代〜30代の若年層<br>・年会費無料で高還元率を求める方<br>・スターバックス、Amazon、セブン-イレブンをよく利用する方 |
補足解説
JCB CARD Wは、JCBが若年層向けに発行している高還元率カードです。通常のJCB一般カードの還元率が0.5%であるのに対し、JCB CARD Wは常に2倍の1.0%還元となります。
さらに、JCB ORIGINAL SERIESパートナー店舗での利用で還元率がアップします。例えば、スターバックスではポイント10倍(還元率5.5%)、Amazonではポイント3倍(還元率1.5%)となります。
39歳以下限定という制限はありますが、一度入会すれば40歳以降も年会費無料で継続利用できるため、早めに申し込んでおくのがおすすめです。
7.2 セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・QUICPay決済で2.0%の高還元率<br>・ナンバーレスカードでセキュリティ性が高い<br>・永久不滅ポイントで有効期限なし<br>・American Expressブランドのステータス性<br>・年1回以上の利用で翌年度年会費無料 |
| デメリット | ・基本還元率は0.5%とやや低め<br>・QUICPay非対応店舗では恩恵が少ない<br>・American Expressは加盟店が他ブランドより少ない<br>・年1回も使わないと年会費1,100円が発生 |
| おすすめの人 | ・QUICPay対応店舗を頻繁に利用する方<br>・ナンバーレスカードでセキュリティを重視する方<br>・American Expressのブランド力に魅力を感じる方 |
補足解説
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigitalの最大の特徴は、QUICPay決済で2.0%還元という高還元率です。QUICPayはコンビニやドラッグストア、スーパーなど、多くの店舗で利用できるため、日常的な買い物でポイントを効率よく貯められます。
また、カード券面に番号が印字されていない「ナンバーレスカード」のため、万が一カードを紛失しても、番号を盗み見されるリスクがありません。カード情報は全てセゾンPortalアプリで確認できます。
ただし、基本還元率は0.5%なので、QUICPay以外の決済方法では他の高還元カードに劣ります。QUICPayを使える店舗での利用に特化したカードと言えるでしょう。
7.3 Amazon Mastercard
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・年会費永年無料<br>・Amazonプライム会員なら2.0%還元<br>・コンビニ利用で1.5%還元<br>・Mastercard加盟店の幅広さ<br>・即時審査サービスで最短5分発行 |
| デメリット | ・Amazon以外での利用では還元率が通常レベル<br>・Amazonをあまり使わない方にはメリットが少ない<br>・旅行保険などの付帯サービスが少ない |
| おすすめの人 | ・Amazonプライム会員で頻繁にAmazonで買い物をする方<br>・コンビニをよく利用する方<br>・年会費無料のMastercardが欲しい方 |
補足解説
Amazon Mastercardは、その名の通りAmazon利用に特化した高還元カードです。Amazonプライム会員なら2.0%、通常会員でも1.5%の還元率で、Amazonでの買い物が非常にお得になります。
また、コンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)での利用でも1.5%還元となるため、日常的な小額決済でもポイントが貯まりやすいのが特徴です。
一方、Amazon以外のネットショッピングや一般的な店舗での利用では還元率1.0%と標準的なため、Amazon利用が少ない方には向いていません。Amazonプライム会員で、頻繁にAmazonで買い物をする方に特におすすめのカードです。
7.4 イオンカードセレクト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・年会費永年無料<br>・イオングループで常時ポイント2倍<br>・毎月20日・30日は5%オフ<br>・WAONポイントが貯まる<br>・イオン銀行のキャッシュカード機能付き<br>・店頭受取で即日発行可能 |
| デメリット | ・基本還元率は0.5%<br>・イオングループ以外での利用メリットが少ない<br>・店頭受取は一部店舗で仮カード発行のみの場合あり |
| おすすめの人 | ・イオン、マックスバリュなどイオングループをよく利用する方<br>・WAONを使っている方<br>・イオン銀行を利用している方 |
補足解説
イオンカードセレクトは、イオングループでの買い物に特化したカードです。毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」には5%オフで買い物ができるため、イオンを頻繁に利用する方にとっては大きなメリットがあります。
また、イオン銀行のキャッシュカード機能、電子マネーWAON機能、クレジットカード機能が1枚に集約されているため、財布の中をすっきりさせたい方にもおすすめです。
ただし、基本還元率は0.5%と標準的で、イオングループ以外での利用では他のカードに劣ります。イオンでの買い物が多い方に特化したカードと言えるでしょう。
7.5 PayPayカード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・年会費永年無料<br>・PayPay連携で利便性が高い<br>・基本還元率1.0%<br>・Yahoo!ショッピングで最大5%還元<br>・Mastercardで加盟店が多い |
| デメリット | ・PayPayを使わない方にはメリットが少ない<br>・審査がやや厳しい場合がある<br>・最短7分発行(他カードより若干遅い) |
| おすすめの人 | ・PayPayを日常的に使っている方<br>・Yahoo!ショッピングをよく利用する方<br>・ソフトバンク・ワイモバイルユーザー |
補足解説
PayPayカードは、PayPay経済圏での利用に特化したカードです。PayPayカードで決済すると、PayPayポイントが貯まり、そのポイントをPayPay残高にチャージして使えるため、キャッシュレス決済の利便性が非常に高まります。
また、Yahoo!ショッピングやLOHACOでの買い物では、最大5%の高還元率となります。ソフトバンクやワイモバイルのユーザーなら、さらにポイント還元率がアップする特典もあります。
一方、PayPayを使わない方や、Yahoo!ショッピングを利用しない方にとっては、他のカードと比べて大きなメリットはありません。PayPayを日常的に使っている方に特におすすめです。
7.6 エポスカード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メリット | ・年会費永年無料<br>・マルイで年4回10%オフ<br>・全国10,000店舗以上の優待<br>・海外旅行傷害保険が自動付帯<br>・店頭受取で即日発行可能 |
| デメリット | ・基本還元率は0.5%<br>・マルイを利用しない方にはメリットが少ない<br>・店頭受取はマルイ店舗に行く必要がある |
| おすすめの人 | ・マルイをよく利用する方<br>・優待サービスを活用したい方<br>・海外旅行が多い方(保険自動付帯) |
補足解説
エポスカードは、マルイグループが発行する流通系カードです。年4回開催される「マルコとマルオの7日間」では、マルイでの買い物が10%オフになるため、マルイユーザーには非常にお得です。
また、全国10,000店舗以上の飲食店、カラオケ、映画館、レジャー施設などで優待が受けられる「エポトクプラザ」が利用できます。居酒屋やカフェで割引が受けられるため、外食が多い方にもおすすめです。
さらに、年会費無料カードとしては珍しく、海外旅行傷害保険が自動付帯(最高3,000万円)となっています。海外旅行の際に別途保険に加入する必要がなく、コストパフォーマンスに優れています。
店頭受取に対応しているため、急いでカードが必要な場合は、マルイの店舗で即日受け取ることも可能です。
8. よくあるQ&A:こんなときどうする?
即日発行カードについて、よくある質問とその回答をまとめました。
Q1. 学生でも即日発行カードは作れますか?
A:はい、18歳以上(高校生を除く)であれば、学生でも申し込み可能です。
多くの即日発行カードは、学生でも申し込めるように設計されています。特に以下のカードは学生に人気です。
- JCB CARD W:18歳以上39歳以下で、学生でも申込可能。親に安定収入があれば審査に通りやすい
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital:18歳以上で学生でも申込可能
- エポスカード:学生でも申込可能で、店頭受取にも対応
ただし、学生の場合は以下の点に注意が必要です。
- 親権者の同意が必要な場合がある(18歳・19歳の場合)
- 利用限度額は低めに設定されることが多い(10万円〜30万円程度)
- アルバイト収入がある方が審査に有利
Q2. 最短5分の「即時発行」と「即日発行」はどう違うのですか?
A:「即時発行」はカード番号のみ、「即日発行」は物理カードも含む場合があります。
この2つの用語は混同されやすいですが、以下のように区別されます。
即時発行(最短5分発行)
- デジタルカード番号が最短5分で発行される
- ネット決済やスマホ決済にすぐ対応可能
- 物理カードは後日郵送(通常1週間程度)
即日発行
- 申込当日中にカードが手に入る
- 店頭受取型の場合、物理カードが即日受け取れる
- デジタルカード番号の即時発行も含む場合がある
具体例
- JCB CARD W:「即時発行」対応(カード番号が最短5分)
- エポスカード:「即日発行」対応(店頭で物理カードを当日受取)
Q3. 審査に落ちた場合、どうすればいいですか?
A:まずは落ちた原因を分析し、次の申込に備えましょう。
審査に落ちた場合は、以下のステップで対応します。
ステップ1:原因を推測する
- 収入が不安定または少ない
- 他社からの借入が多い
- 過去に支払い遅延がある
- 申込情報に誤りがあった
- 短期間に複数のカードに申し込んだ(申込ブラック)
ステップ2:信用情報を確認する
- CIC、JICC、KSCなどの信用情報機関に情報開示請求をする
- 誤った情報が登録されていないか確認
ステップ3:別のカードを検討する
- 審査基準がやや緩めの流通系カード(イオンカード、エポスカードなど)を検討
- 年会費無料で利用限度額が低めのカードから始める
- 店頭受取型カードで、対面でのサポートを受ける
ステップ4:時間を置いてから再申込
- 最低でも6ヶ月は空けてから次のカードに申し込む
- その間に信用情報を改善する(他社借入を減らす、支払い実績を積むなど)
重要な注意点 審査に落ちたからといって、すぐに別のカードに申し込むのは逆効果です。申込情報は信用情報機関に6ヶ月間記録されるため、短期間に複数申込すると「申込ブラック」となり、さらに審査が厳しくなります。
Q4. デジタルカードだけで実店舗でも使えますか?
A:スマホ決済対応店舗であれば使えますが、全ての店舗で使えるわけではありません。
デジタルカード(カード番号のみ発行)は、以下の方法で利用できます。
利用可能な場面
- オンラインショッピング(Amazon、楽天市場など)
- スマホ決済(Apple Pay、Google Pay)に登録して実店舗で利用
- QUICPayやiD対応店舗(スマホ決済経由)
利用できない・難しい場面
- スマホ決済非対応の小規模店舗
- ガソリンスタンドや高速道路料金所(物理カード挿入が必要)
- ホテルのデポジット支払い(物理カード提示を求められることが多い)
- レンタカー利用時(物理カード提示が必要な場合が多い)
- 海外の一部店舗(スマホ決済が普及していない地域)
結論 日常的な買い物の多くはデジタルカードで対応できますが、全てのシーンをカバーするには物理カードも必要です。物理カードは後日郵送されるため、それまではデジタルカードで凌ぐか、店頭受取型のカードを選ぶと良いでしょう。
Q5. 複数の即日発行カードを同時に申し込んでもいいですか?
A:おすすめしません。短期間の複数申込は「申込ブラック」となり、審査に悪影響です。
複数のカードに同時申込すると、以下のようなリスクがあります。
リスク1:申込ブラックになる
- 信用情報機関には申込情報が6ヶ月間記録される
- 短期間に複数申込すると「お金に困っている」と判断される
- 審査が厳しくなり、全てのカードで審査落ちする可能性も
リスク2:利用限度額が分散される
- 複数のカードが同時に発行されると、各カードの利用限度額が低めに設定される
- 総量規制(年収の3分の1まで)の範囲内で分散されるため
正しいアプローチ
- まず1枚目のカードに申し込む
- 審査結果を確認する(通常数分〜数時間)
- 審査に通れば利用を開始、落ちた場合は原因を分析
- 次のカードは最低でも6ヶ月後に申し込む
どうしても2枚目が必要な場合は、1枚目の審査結果が出てから、数日以上空けて申し込むようにしましょう。
Q6. 即日発行カードの利用限度額はどのくらいですか?
A:申込者の信用情報や年収によりますが、初回は10万円〜50万円程度が一般的です。
即日発行カードの利用限度額は、以下の要因で決まります。
決定要因
- 年収(高いほど限度額も高くなる傾向)
- 信用情報(過去のクレジットカード利用実績、支払い履歴)
- 他社借入状況(多いほど限度額は低くなる)
- 属性(正社員 > 契約社員 > パート・アルバイト > 学生)
一般的な初回限度額
- 学生:10万円〜30万円
- 社会人(若年層・低収入):10万円〜50万円
- 社会人(中堅・中収入):30万円〜100万円
- 社会人(高収入・優良顧客):100万円以上
限度額を上げる方法
- カードを継続的に利用し、毎月遅れずに支払う
- 6ヶ月〜1年後に増額申請をする
- 年収が上がった場合は、カード会社に届け出る
初回の利用限度額が低くても、利用実績を積むことで段階的に増額される可能性があります。
Q7. 受付時間外に申し込んだらどうなりますか?
A:即時発行サービスが適用されず、通常の審査プロセスに回される可能性があります。
即日発行カードには受付時間の制限があります。
主なカードの受付時間
- JCB CARD W:9:00~20:00
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital:〜21:30
- Amazon Mastercard:9:00~19:00
- イオンカードセレクト:〜21:30
- PayPayカード:10:00〜21:30
受付時間外に申し込んだ場合
- 申込自体は24時間可能だが、審査は翌営業日以降に開始される
- 即時発行サービスが適用されず、通常の発行プロセスになる
- カード到着まで1週間〜10日程度かかる
対策
- 急ぎの場合は、必ず受付時間内に申し込む
- 土日祝日は審査が遅れる可能性があるため、平日の日中に申し込むのがベスト
Q8. 年会費無料カードで十分ですか?それとも有料カードの方がいいですか?
A:初めてのカードや急ぎの場合は年会費無料で十分です。後から必要に応じてアップグレードを検討しましょう。
年会費無料カードと有料カードの違いは以下の通りです。
年会費無料カードのメリット
- コストゼロで維持できる
- 使わなくても損をしない
- 初めてのクレジットカードに最適
年会費無料カードのデメリット
- 付帯サービスが限定的(旅行保険、空港ラウンジなど)
- ポイント還元率がやや低い場合がある
- ステータス性が低い
年会費有料カードのメリット
- 充実した付帯サービス(旅行保険、空港ラウンジ、コンシェルジュなど)
- ポイント還元率が高い
- ステータス性がある
年会費有料カードのデメリット
- 年会費がかかる(1,000円〜数万円)
- 使わないと損をする
- 審査が厳しい場合がある
結論 即日発行が必要な緊急時は、まず年会費無料のカードを作るのがおすすめです。JCB CARD WやAmazon Mastercard、セゾンパールなど、年会費無料でも高還元率のカードは多数あります。
その後、カードの使い方や必要なサービスが明確になってから、ゴールドカードやプラチナカードへのアップグレードを検討すると良いでしょう。
9. まとめ:最短でクレカを手にする方法
9.1 5分発行の実現可能性
クレジットカードを「最短5分で作る」ことは、デジタルカード形式なら確実に可能です。JCB CARD W、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital、Amazon Mastercardなど、主要なカードが対応しています。
ただし、これはカード番号の発行であり、物理的なカード本体は後日郵送となります。ネット決済やスマホ決済がメインの方であれば、デジタルカードだけで十分実用的に利用できます。
9.2 最短発行のための3つのポイント
ポイント1:受付時間内に申し込む
- JCB CARD Wなら9:00~20:00、セゾンパールなら21:30まで
- 時間外申込は翌日以降の審査になる
ポイント2:必要書類を正確に準備する
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 口座情報(通帳またはキャッシュカード)
- 申込情報は正確に、ミスなく入力
ポイント3:審査基準を満たす
- 安定した収入がある
- 信用情報に問題がない
- 他社借入が多すぎない
9.3 目的別おすすめカード
とにかく急ぎでカードが欲しい方 → JCB CARD W(最短5分、高還元率1.0%、年会費無料)
QUICPayをよく使う方 → セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードDigital(QUICPay決済で2.0%還元)
Amazonプライム会員の方 → Amazon Mastercard(Amazon利用で2.0%還元、最短5分発行)
物理カードを即日で手に入れたい方 → エポスカード(店頭受取で当日カード受取可能)
イオンをよく利用する方 → イオンカードセレクト(毎月20日・30日は5%オフ、最短5分発行)
9.4 注意点の再確認
最後に、即日発行カードを申し込む際の注意点を再確認しましょう。
- 「5分発行」はカード番号のみ:物理カードは後日郵送
- 審査は甘くない:信用情報や収入状況によっては審査落ちもある
- 受付時間を守る:時間外申込は翌日以降の審査になる
- 申込情報は正確に:ミスや不備があると即時発行できない
- 複数同時申込は避ける:申込ブラックのリスクがある
- 用途に合わせて選ぶ:デジタルカードで十分か、物理カードも必要か判断
9.5 最後に
クレジットカードの即日発行サービスは、デジタル化とAI審査の進化により、驚くほど便利になりました。申込から数分でカード番号を取得し、すぐにオンラインショッピングやスマホ決済で利用できるのは、現代の大きなメリットです。
「今すぐカードが必要!」という緊急のニーズから、「初めてクレジットカードを作りたい」という方まで、即日発行カードは幅広い層に対応しています。
この記事で紹介した情報を参考に、あなたの状況や用途に最適な即日発行クレジットカードを選び、賢く活用してください。クレジットカードは単なる決済ツールではなく、ポイント還元や付帯サービスを活用することで、生活をより豊かにする強力なパートナーとなります。
適切なカードを選び、計画的に利用することで、キャッシュレス生活を快適に楽しみましょう!
【免責事項】
本記事の情報は2025年11月時点のものです。カードの発行条件、還元率、付帯サービスなどは変更される場合があります。最新の情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。また、クレジットカードの審査結果は個人の信用情報や属性により異なります。