クレジットカードを持たない人は何割?保有率85%・生活費の36%は現金(JCB調査2025年度)と、カードなしで済ませる方法を公式で確認

お金を前に立つ年配の人(クレジットカードを持たない人の記事)

この記事の編集責任者
中井 聖(SaaS飯)
株式会社アップス 代表取締役社長

株式会社アップス 代表取締役社長。クレジットカード決済を含む決済ページと会員サイトを作れる販売基盤「Apps」を運営し、事業者がカード決済や継続課金を導入する現場に日々関わっています(Appsの累計流通総額は2026年2月に100億円)。Appsクレカナビの運営責任者・編集責任者として記事の企画と確認を担当。監修の範囲と手順は監修者ページに記載しています。

監修:中井 聖(2026年9月26日に確認:JCB ニュースリリース 2026-02-05・2025年度版「キャッシュレスに関する総合調査」報告書(保有率85%・利用率81%、キャッシュレス利用94%、生活費18.1万円のうちキャッシュレス64%・クレジットカード46%・現金等36%、平均保有枚数2.7枚・携帯1.9枚、月15.6回・8.7万円、利用理由の上位、調査設計)、経済産業省「2025年のキャッシュレス決済比率」(58.0%・162.7兆円、クレジットカード82.7%、2030年65%・将来80%の目標)、三菱UFJ銀行(デビット15歳以上)、PayPal(口座振替とカード)、Amazon(コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い等)、ETCパーソナルカード公式で確認)

クレジットカードを持たない人は、日本の20代〜60代のおよそ15%です。JCBが2026年2月に発表した2025年度版「キャッシュレスに関する総合調査」(全国3,500人)では、クレジットカードの保有率は85%、利用率は81%で、ともに前年より2ポイント下がりました。同じ調査で、カード保有者でも世帯の月平均生活費18.1万円のうち36%は現金などで払っています。経済産業省の算出では、2025年の国内のキャッシュレス決済比率は58.0%で、その内訳の82.7%をクレジットカードが占めます。この記事では、持たない人の割合と支払いの実態を公式の調査で確認し、カードを持たずに済ませる方法と、カードがないと使えない場面の代わりを公式ページで整理します。

この記事の内容は、2026年9月26日にJCBのニュースリリースと調査報告書、経済産業省のニュースリリース、PayPal・Amazon・三菱UFJ銀行・ETCパーソナルカードの公式ページで編集部が確認しました。「持たない理由」はJCBの調査項目に無いので、この記事では扱いません。

先に結論:数字で見る「持たない人」

項目数値出典
クレジットカードの保有率85%(前年比−2ポイント)。持たない人は約15%JCB 2025年度版調査(2025年9月、20代〜60代3,500人、ウェイトバック集計)
クレジットカードの利用率81%(前年比−2ポイント)同上
何らかのキャッシュレスを利用している人94%同上
カード保有者の月平均生活費のうち現金・その他の割合36%(前年比−3ポイント)。キャッシュレスは64%、うちクレジットカード46%・コード決済10%・電子マネー6%・デビット1%・プリペイド1%同上(生活費18.1万円)
カード保有者の平均保有枚数・携帯枚数2.7枚・1.9枚(ともに前年比−0.1枚)同上
国内のキャッシュレス決済比率(2025年)58.0%(162.7兆円)。内訳はクレジットカード82.7%、コード決済10.2%、電子マネー3.7%、デビットカード3.4%経済産業省(2026年3月31日)

「持たない人が増えている」という見方は、この調査では裏づけられません。保有率は前年より2ポイント下がりましたが、85%という水準は高く、キャッシュレス全体の利用は94%です。一方で、カードを持っている人でも生活費の3分の1強は現金などで払っており、「カードがなくても暮らせる」ことも事実です。経済産業省は2030年までにキャッシュレス決済比率65%、将来的に80%を目標にしています。

カードを持たずに済ませる方法(公式の案内があるもの)

  • デビットカード。三菱UFJデビットは、三菱UFJ銀行の普通預金口座を持つ15歳以上(中学生を除く)の国内居住者が申し込め、使った分が口座から即時に引き落とされます。クレジットカードとの違いはクレジットカードとデビットカードの違いの記事にまとめています。
  • プリペイドカード。年齢条件が低く、チャージした範囲で使えます。種類と条件は中学生でも作れるプリペイドカードの記事で公式の記載を並べています。
  • PayPalは銀行口座で使える。日本のPayPalの支払い方法は「銀行口座からの口座振替」と「登録したクレジットカードまたはデビットカード」で、カードがなくても口座振替で支払えます(PayPalとコンビニの記事)。
  • Amazonはコンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払いがある。Amazon.co.jpのヘルプは、クレジットカード・デビットカードのほかに、コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い、ギフトカード、PayPay、メルペイ、au PAY、あと払い(ペイディ)、携帯決済を支払い方法として案内しています。
  • ETCはETCパーソナルカード。高速道路会社が発行するETCパーソナルカード(パソカ)は「クレジットカードがなくてもETCが使える」カードとして案内されています。条件と保証金は公式サイトで確認してください。

カードを持つなら、1枚をどう選ぶか

JCBの調査では、1番多く使うクレジットカードの月平均利用頻度は15.6回、月平均利用金額は8.7万円で、主な利用理由の上位は「ポイントやマイルを貯めやすいから」と「年会費が他社と比較して安い(無料を含む)から」でした。カードを1枚だけ持つなら、年会費が無料で、よく使う店でポイントが付くものを選ぶのがこの調査結果と一致します。枚数を増やすことの問題はクレジットカードの作りすぎの記事に、複数枚の使い分けは4枚持ちの記事にまとめています。

よくある質問

クレジットカードを持たないと信用情報に不利ですか

信用情報機関に登録されるのは、クレジットやローンの契約と支払い状況です。カードを持たなければ登録される契約がないだけで、「持たないこと」自体が記録されるわけではありません。将来ローンを組む予定があるかどうかで判断してください。

現金派は少数派ですか

「一切キャッシュレスを使わない人」は、JCBの調査ではキャッシュレス利用率94%の裏側の約6%です。ただしカード保有者でも生活費の36%は現金などで払っていて、現金を使うこと自体は普通です。

ホテルやレンタカーはカードがないと使えませんか

事業者ごとの規定なので、予約時に各社の案内で確認してください。この記事では公式に確認できた範囲(PayPal、Amazon、ETC)だけを書いています。

確認した情報源(2026年9月26日)